楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

9月の「源氏物語を読む会」

2009-09-26 21:39:23 | 
玄宗皇帝とその愛人楊貴妃の悲劇的な恋物語を漢詩に歌った白楽天の「長恨歌」、源氏物語には「本歌取り」としてよく出てくるのです。
ただし、平安時代にはアレンジされていたのか今日出てきた「旧枕故衾誰与共」=(古き枕、古きふすま、誰と共にか)というのはどうやら「翡翠衾寒誰與共」=(かわせみの夜具は冷え切っていて共に休む人もない)の部分らしいのと、「霜の花しろし」というのは「鴛鴦瓦冷霜華重」=(おしどりの瓦は冷え冷えとして霜が真っ白に積もる)の部分らしいとの解説があったのだが、研究者というのはよくよく気の長い人間でなくては務まらぬものとほとほと感心しちまった。
(いや、人間の得手不得手について考察してしまったというか・・・)
昨日の新聞記事の中に「細胞は、細胞間の情報交換によって、自分の役割を関係性の中で決める」という文章を見つけたけど、人間社会も同様だよね。
そのうち、ブログの効能にまでそのルールを当てはめていって、継続の中で、また、自分の立ち位置を展望してみよう。
UPの絵は天野喜孝の「源氏物語6」、多分「若紫」。
お話も、そろそろ来月あたり、源氏が「紫」と新枕を交わす場面に入っていくのだ。
コメント
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