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聞いたところによると、昔は吉野川がしょっちゅう氾濫してて、その警鐘としてのモニュメントであり、家屋や人の無事を祈る“よすが”としての役割を果たしていたということらしいです。
第十堰については新聞で再三議論の的になってたことは知ってますが、このような斜めで幅の広い、しかも見た目、丈の低い堰だとは知りませんでした。
車から降りて歩いてみましたが、苔が表面を覆っているのでしょうか、足を滑らせそうでおそるおそる歩を進めねばなりませんでした。
治水事業に功績のあったオランダ人技師のデレイケの話や阿波藍と川の氾濫の関係など社長からいろいろ「うんちく」授けられましたが、わたくしはついついそこらの野の花に目が・・・。
“へらおおばこ”や“野ばら”が初夏の訪れを告げています。
緑が汚泥にまみれることのないよう、お地蔵様には手を合わせてきました。