大きいことは良いこと

太った人が多いアメリカでは太っていることは美しいことだとの動きがあるようです。調査で分かったのは多くのアメリカ人の態度が体重の超過に対して拒否の態度からそれを受け入れる方向に変わりつつあるということです。マーケットリサーチ会社ＮＰＤが調べた結果ではこの２０年、肥満の人は魅力がないとした率が５５％から２４％と減少しているのです。およそアメリカ人の成人の２/３は体重過剰で、彼らが行動や体形をそんなものだとして受け入れつつあるようだと、調査結果は言っています。ＮＰＤが調べた１９００人の結果では体重やダイエットについてかなりリラックスした結果が出ています。一方では、あと２０ポンド痩せたいと切望している人は、２０年前よりも７％増えて６１％とのこと。よくわかりませんねぇ。

トヨタ新工場予定地

アメリカ国内で新しいエンジン工場の建設を予定しているトヨタ自動車が、候補地の１つとしてミシガン州を検討していることを、同州知事が11日までに確認したようです。
　ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ジェニファー・グランホルム知事は「（デトロイトで８日始まった）北米国際自動車ショーに出席するためミシガンに来ていたトヨタ幹部らと今週話をした。彼らはミシガンに対して非常に前向きで、ここに工場を建てることを切に願っている」と話した。

　匿名を条件に語ったトヨタ幹部によると、同社はカナダのオンタリオ州やカリフォルニア北部で生産する車に搭載する４気筒エンジンの工場建設地を探しており、ミシガン南西部は候補地の中でも最有力候補の１つ。

　グランホルム知事が会談でトヨタ側に強調したのは、ほかの地域に比べてトヨタのシェアが低い中西部の基盤を強化する上で、ミシガンは最適地だという点。「ここには関連技術や、やる気に満ちた労働力がある。ミシガンに工場を建てれば、DNAに自動車作りの遺伝子を受け継ぐ２万人の地元労働者が集まるだろう。そんな場所はこの国にはほかにない」と訴えて同州を売り込んだという。

企業城下町

アメリカに企業城下町という言葉はないのでしょうが、自動車産業で栄えた町が昨今の工場閉鎖で町全体が沈んで行くという状況が現実の問題として起きています。デトロイトから３５マイルのイプシランテがその例です。１９９０年代には３つの自動車関連企業があり、人口もピークは２９５００人だったのが昨年は２５％減り２２０００人と減りました。学校も１４校が閉鎖、警察署員も２７％と削減されています。町の中流家庭の所得は２８０００＄（国平均の３１％減）と言われています。町の財政は危機に瀕しており自動車以外の産業の出現を待っていますが、期待はもてません。日本でも似たような例は起きていますが、今年もフォードをはじめＧＭも工場閉鎖を計画していますが一体どうなっていくのでしょう。

トイザラス

日本にも多く出店しているトイザラスが、米国内の87店を閉鎖し3000人削減するという計画を発表しました。
　閉鎖店舗のうち12店舗はベビー用品専門店「ベビーザラス」に転換する。米証券取引委員会（SEC）に提出した報告によると、リストラ計画に伴い約１億5500万ドルの経費を計上する見通し。うち約9900万ドルは2005年第４四半期決算で、残りは06年第１四半期決算で計上する予定。
　トイザラスは安売り競争を背景にした経営悪化のために国内外の店舗閉鎖・売却などを柱とするリストラ計画を進めていました。日本のお店の方はどうなのでしょうか？興味あるところです。