帰りの電車に揺られている。
揺られつつ、昨日買った「
向田邦子の恋文」の文庫を読んでいる。
この本はハードカバーでも読んだが、繰り返し読める本。
ただ単に手紙がつづられているだけなのだが、向田邦子が恋人に甘えたり、すねたりするところがかわいい。
それに昭和30年代の生活の匂いがしてくる感じもして、なんとなく暖かい気配がしてくる。
そういえば、私はこういう手紙のやりとりや日記が本になったものがなぜか好きだ。
「
愛と死を見つめて」とか「アンネの日記」「
渚と澪と舵」(桐島洋子さんの書簡)。
やっぱり、ノンフィクションに勝るドラマはないというところかな?