アヤメ科の多年草「サフラン(咱夫藍)」は、真っ赤な3本の雌しべが目を引きます。
江戸時代に日本に薬として渡来。現在、日本国内の約8 ~9割が大分県竹田市で生産されているそうです。
花の中心から伸びた3本の鮮やかな深紅の雌しべを採取し、乾燥させたものを香辛料としてサフランライスやパエリアなどに使用します。
松葉の様な細い雌しべなので大変貴重な品物で、重さで比べると世界で一番高価なスパイスになります。
花期は10月末~11月で、大変美しい薄紫色の花が開花します。
草丈は10~15cm。雄しべの長さは25~30mm。
秋咲きのクッッカスの一種なので春に開花する「クロッカス」↑とよく似ています。
サフランは「イヌサフラン」↑同様、球根をポンと皿などの上に置いただけでも開花します。