ネギ生産量(出荷量)の日本一は千葉県、県内では松戸市、柏市などを中心に東葛地方が主要な産地です。
秋に1本で植えたネギは、5月頃には7、8本に分かれ、それを出荷するそうです。
柏のネギの出荷量が最も多くなるのは4~6月頃とのことですが、一年中栽培されているそうです。
「ネギ(葱)」(Allium fistulosum) ヒガンバナ科ネギ属の多年草
中国西部やアジア中央原産。日本には5世紀に渡来。
花期:4~5月。春に薹(とう)立ちして頭状花序がつき開花します。
ネギの花序は、葉の間から伸びた円柱状の花茎の先端につき、一般に「葱坊主」と呼ばれます。
ネギ坊主が咲くと葉が硬くなり、味も落ちるので早めに摘み取るそうです。
ネギの茎は根から上の1㎝程度の部分で、白い葉のように見える部分は葉です。
「’シモニタネギ(下仁田葱)’」
非分けつ性の一本ネギで、軟白部は長さ15~20㎝と短く、また太さは最も太いもので直径4~5cmときわめて太いものがあります。
「’クジョウネギ(九条葱)’」
他の葱にはない「ぬめり」が存在するのが特徴。背丈も80cm以上まで伸び、葉の厚みもある。
「’ヤグラネギ(櫓葱)’」
花茎の頂点に形成される「珠芽(しゅが)」が櫓(やぐら)に似ていることが名前の由来
東日本(根深ねぎ)では、葉の成長とともに土を盛るので白い部分が多くなりますが、西日本(葉ねぎ)では土を盛らずに陽に当てて育ってるので緑の部分が多いネギになります。
日本料理(鍋物や汁物の実、薬味など)には欠かせない食材の一つですが、入ってきたのは弥生時代頃で、積極的に利用されるようになったのは奈良時代からです。
※出典:つくば植物園解説プレートなど。