秋、日当たりよい草地に生える「ワレモコウ」の花穂に、「トンボ(ナツアカネなど)」が止まっているシーンをよく見かけます。
「ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、割木瓜、吾妹紅)」(Sanguisorba officinalis)
名前の由来は諸説あり難解なので省略します。
バラ科ワレモコウ属の多年草 花期:7~10月 花穂は1~2㎝ほど
根は生薬として利用される。
紫褐色の小さな花が集まって花序をつくっています。
花弁はなく4個の赤みを帯びた茶色の部分は萼です。
生け花 秋の十五夜の月見にも飾られる。
同属で湿地性の「ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾木香)」(Sanguisorba tenuifolia var. alba)
コバナワレモコウ(白花)とワレモコウとの間にできた自然雑種と考えられている。
日本、朝鮮、中国、モンゴル、ロシアに分布
茎は太く、葉を根生する。根出葉は11~15個の小葉からなり、小葉は長楕円形。
花期:8~10月 花穂は長さ2〜7cmほど 花穂は細い枝ごとにつき、やや太く、白色でやや大きい花をつける。
赤花の変種を「ナガボノアカワレモコウ」という。
こちらはワレモコウの園芸品種「サンギソルバ ‘ピンクタンナ’」(Sanguisorba officinalis 'Pink Tanna')
別名:ピンクタンナワレモコウ、桃花ワレモコウ
草丈:40〜80cmほど 開花時期:6〜8月
※花穂が上部から咲き進むにつれ咲き終わり部分が臙脂色(えんじいろ)、咲き進んでいる部分が白みピンク色と
バイカラー咲きになる。※黒みをおびた深く艶やかな紅色のこと
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