漏斗状の花を上向きに咲かせる「チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)」(Datura metel:ダチュラ・メテル)
ナス科 チョウセンアサガオ(ダチュラ)属の一年草 野生種はインド原産(チョウセンは外来種の意味)
花期:7~9月。長さ10~15㎝ほどの漏斗状の花。萼は筒状で、長さ4~5㎝、先が5つに分かれる。
草丈:60~100㎝。果実は球形で刺があり、直径3~5㎝中には多くの種子が入っており、実が熟すと割れて種子を飛ばし、こぼれ種で増える。
海外では薬用に栽培される。全草が有毒で、毒性が強いので取扱注意。
「ダチュラ‘パープル・クイーン’」(D. metel ‘Purple Queen’)
八重咲き品種で、花は外側が濃紫色で、内側が白っぽい。
「ダチュラ‘ゴールデン・クィーン’」(D. metel ‘Golden Queen’)
花が淡黄色の八重咲き品種。漏斗状の花が二段、三段になって咲く。栄養状態で花弁数は変わる。
「ダチュラ‘ブラックカラント・スワール’」(D. metel ‘Blackcurrunt Swirl’)
八重咲き品種で、漏斗状の花が二段になって咲く。
ただし、内側の花の八重咲きの程度は栄養状態で変わる。花は濃紫色で内側は白っぽい。
よく似た「ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔)」(D. stramonium)
花や茎の色の違いからシロバナチョウセンアサガオ、ムラサキチョウセンアサガオなどが区別される
果実(さく果)は広卵形~卵形、刺を密生.熟すと4片に裂開
なお、下向きに花が咲く「キダチチョウセンアサガオ」(Brugmansia:ブルグマンシア)(別名:エンジェルストランペット)は、春~秋の花「木立朝鮮朝顔」('201024、’210618)をご覧ください。
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