8月1日につくば植物園の多目的温室で咲いていた華花です。
いずれも海岸付近に生育する種です。
花が小さく目立たず地味ですが、よく見ると可愛らしい花です。
コメントは同園の名板の解説を引用させて頂きました。
「イソフジ(磯藤)」 分布:日本(琉球列島)、熱帯アジア
マメ科 常緑低木 花期:8~12月 絶滅危惧ⅠB類(EN)
海岸付近の日当たりの良い環境に生育。護岸工事などにより個体が減少している。
「ソナレムグラ(磯馴葎)」 分布:日本(本州~琉球)、朝鮮、台湾、中国など
アカネ科 多年草 花期:8~9月
和名は強い潮風を受ける海岸に生育することができる(磯馴)むぐら(葎=くさむら)の意で名付けられた。
「マルバハタケムシロ(丸葉畑蓆)」 琉球列島の固有種
キキョウ科 常緑多年草 花期:初夏~秋 絶滅危惧ⅠB類 (EN)
海岸の岩場に生育。沖縄では消滅したが、久米島で自生が確認された。
「ミヤコジマソウ(宮古島草)」 日本では宮古島の海岸にしか生育しない。
キツネノマゴ科 常緑多年草 花期:5~9月 絶滅危惧IA類(CR)→危険度が最も高い
東南アジアに広く分布するものとは別種(宮古産を独立した固有種)との見解もある。
「ヤエヤマハマゴウ」(八重山浜栲)」 分布:日本(琉球)、マレーシア~ポリネシア
クマツヅラ科 常緑小低木 花期:5~10月
海岸付近に生育する。もともと個体数が少ない。琉球の集団は北限。
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