田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

アメリカシャガ

2020年11月19日 | 花さんぽ・花めぐり

11月13日「夢の島熱帯植物館」にアヤメ科の「アメリカシャガ(亜米利加射千)」の花が咲いていました。

別名:ネオマリカ・ノーシアナ(・ノルチアナ)、トビシャガ 英名:ウォーキングアイリス(Walking iris)

ブラジル原産。花期は3月上旬~6月上旬。

ネットで調べると植物園の温室では11月~3月にも咲いていました。

花は一日花(朝に咲き午後には萎む)で芳香があります。草丈:60cm~100cm。

外側の3枚の白色の花弁は平開し、内側の3枚の青紫色の花弁は先端がカールしています。

’080329 こちらはつくば植物園で撮影。名札は「ネオマリカ・ノルチアナ」でした。

 

中国原産で日本でよく見られる「シャガ(射千)」とは同じアヤメ科ですが、別属です。


秋の花:爪蓮華

2020年11月18日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日、病院で検査をしました。

現状維持で安定しているとのことで取り敢えずまずまずでした。

毎回、検査結果を聞く時はドキドキです。

今日は超手抜きです。

ツメレンゲ(爪蓮華)」(Orostachys japonica) ベンケイソウ科イワレンゲ属 

多年生の多肉植物。 日本、朝鮮半島、中国東北部原産

花期は10~11月。高さ10~30cmの花穂を塔状に立て、多数の花を円錐状に群生させます。

白色の小花を多数咲かせる。

茎葉は多肉質で常緑


秋の実:隼人瓜

2020年11月17日 | 花さんぽ・花めぐり

’191108  

西洋ナシのような形の「ハヤトウリ(隼人瓜)」(Sechium edule)の実が生っています。

ウリ科ハヤトウリ属のつる性多年草 メキシコ南部から熱帯アメリカ地域原産

大正6年に鹿児島県に導入され、薩摩隼人にちなんでこの名前がつけられました。

’201111 別名:センナリウリ(千成瓜)食べ頃の旬は10月中旬~11月。

花期は9月〜11月で、白緑色の花も同時に見ることが出来ます。

’191108 薄い緑色の薄緑種

雌雄異株のつる性の多年草(宿根)。淡色野菜で白色種と薄緑種があります。

栽培条件が良ければ「千成」とも呼ばれるほど実つきがよく、1株で100から多いと200個以上も採れます。

’201111 葉は互生し、浅く3裂する広卵形で縁には粗い鋸歯があります。

’061105 白っぽいクリーム色の白色種

漬け物が一般的ですが、淡白な味わいで、サラダや煮物・炒め物などでも食べられます。

ハヤトウリと豚肉のチャンプルーなんかいいですね。


春・秋の花:ストレリチア

2020年11月16日 | 花さんぽ・花めぐり

ストレリチア」は、ゴクラクチョウカ科ストレリチア(ゴクラクチョウカ)属

大型の草本でアフリカに8種が分布。「バショウ(芭蕉)や「バナナ」に近縁の植物です。 

写真は、最も栽培されていて、南国の色鮮やかな鳥を思わせる花姿の「ストレリチア・レギナエ」です。

学名:Strelitzia reginae、和名:「ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)」(表記揺れ:レジナエ、レギネ、レギネー)

無茎の常緑多年草(宿根)で草丈は50㎝~2mほどです。

英名:バード・オブ・パラダイス・フラワーBird of Paradise Flower

長さ1mぐらいの花茎の先に16cm~20cmほどの苞がつき、橙黄色と淡青色の花被からなる花が順々に咲きます。

2週間ほど花を咲かせ、1つの蕾から何度も繰り返し花を咲かせます。

マンデラズ・ゴールド」(Mandela's Gold)という黄花種もあります。

ストレリチア・レギナエ(レジナエ)・ユンケア(ストレリチア・ノンリーフ)」(学名:Strelitzia reginae var. juncea

「葉が全くなく先端が棒状のもの(若い株には葉がある?)」と

「葉が円柱形(スプーン状)となった」変種を日本では「ノンリーフ」として区別しています。

前者を「ユンケア(ジャンセア):juncea)」と言い、後者はレギネエ」と「ジャンセア」の中間種でパービフォリオ(parvifolia)」と言います

葉が全くなく、スタイリッシュな雰囲気の「ユンケア(ジャンセア:juncea)

’201113 先日、訪れた「夢の島熱帯植物館」の「レギナエ」↑は屋外に植栽されており、まだ数花咲いていました。

’201113 一般には温室内に地植えして栽培します。花期は温度が一定であれば周年開花しますが、主に5~10月です。

ただ、夏の暑さに弱いので、春(5~7月)か秋(9~10月)が見頃となります。

 

有茎の「ストレリチア・ニコライ(別名:瑠璃極楽鳥花)」(学名:Strelitzia nicolai

高木状に育ち、ゴクラクチョウカ属中の最大種で高さ10m~12mぐらいになります。

ニコライ」は、褐紫色の苞から数花が出て咲き、花被は白~淡青色です。

南フィリピンと周辺の島々が原産。苞の長さは30 ~ 40cmほど。

バナナのような大きな葉は「バショウ」に似ている。

 

ニコライ」と非常によく似た「ストレリチア・アルバ(流通名:オーガスタ)」(学名:Strelitzia alba

草丈:8m~10m。花被は白色、苞の長さは25 ~ 30cmほどで紫色です。

別名:オウギバショウモドキ(扇芭蕉擬) 南アフリカ原産。

 

なお、「オウギバショウ(扇芭蕉)」(別名:旅人の木)によく似ているのでこの名が付いたが、オオギバショウはストレリチア属ではない。

苞が50㎝と大きく、緑色なので区別できる。花は白色。


つくば植物園

2020年11月15日 | 日本っていいなぁ(花とみどりと遊びのスポット)

つくば植物園」は、正式には国立科学博物館「筑波実験植物園」といい、植物の研究を推進するために設置された機関です。

詳しい情報はHPをご覧いただくとして、ここでは簡単に紹介します。

私が初めて訪れたのは2004年4月。2020年11月までに延べ68回訪問しています。

2010年9月~2019年8月までの9年間は休止していましたが、昨年1回、今年は9月から既に6回訪問しています。

いつ行っても新たな植物(花)の発見があり、感動を与えてくれます。

約14haの広大な敷地に、約7,000種が植栽され、うち約3,000種を見ることが出来ます。

園内には希少植物や絶滅危惧種も植栽・展示されています。

プロムナード」の両側には「メタセイコイア(右1本目)」と「セコイア(右2本目)」(セコイアメスギ)が1本おきに並んでいます。

右側が「熱帯資源植物温室」、左が「サバンナ温室」、裏側に「熱帯雨林温室」があります。

サバンナ温室」アメリカ、アフリカ、オーストラリアの乾燥地に生育する珍しい植物が見られます。

多目的温室」↑などで「希少植物展」や「きのこ展」↓などの多様なイベントや講座が開催されています。

写真はありませんが、右奥に多数・多種のきのこが展示されていました。

水生植物区画」特に橋の向こう側に多様な水生植物が植栽されています。

花の写真ばかり撮っているので園内の様子がわかる写真がほとんどありませんでした。

65歳以上は入園無料。是非訪れて見て下さい。