みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 聖ヨハネ「永遠の命」

2020-02-12 02:21:00 | 日記


今日はデイサービスに行かすつもりで梅やんを起こしたのですが、早朝に配達された徳島新聞を見ると、公休日でした。休日だけは郵便さんも休むので、木頭の販売店主が直接に軽四で配達してくれるのです。
梅やんは若い時からずーっと徳島新聞を読んでいました。リキさんはその新聞を余り読む人では無かったのですが、梅やんはよく読んでいました。
私も小学生の頃からその新聞を読むようになりました。スポーツ記事を見ました。巨人、阪神、国鉄、大洋、中日、広島、南海、西鉄、阪急、東映、大毎、近鉄。大鵬、柏戸。毛沢東主席ケザワヒガシ主席とはなんだろう?意味が分かりませんでした。そんな記憶があります。


昼を過ぎると風が止み気温が上がりました。ウコッケイが日光浴と砂浴びをして遊んでいます。


梅やんがニワトリを見に行ってから居なくなったので探してみると、家の周りをウォーキングして日光を浴びています。骨粗しょう症の梅やんには太陽の光を浴びながら運動すると骨が強くなり身体に良いのです。

家の上の県道で柚子の木を見る梅やんです。
ふと、家に訪ねて来た2人組の女性がありました。イエスキリスト、エホバの証人の活動をされていると言うので、庭に椅子を3つ出してオロナミンCドリンクを差し上げて話を聞いていると、梅やんが散歩から帰ってきました。椅子をもう一つ出して梅やんを座らせると、「どこから来たんで?何を売り読んで?」と尋ねています。私はこの人の介護をしているのだと話していると、梅やんは「まだ介護される程では無いけんどなあ、息子がおるけん安心じゃ」と横から説明します。真面目そうな人の良さそうな2人組は、短時間で切り上げて帰りましたが、梅やんには余り興味を示しませんでした。


梅やんはその後、台所に立って夕食のおかずを作りました。白菜を切り、炒めてカツオ節を入れ味つけました。
私は燃焼しなくなった灯油ストーブを分解して修理し、また使える様にしました。


石油ストーブ。
夜、梅やんは言いました。「モリはウチへ来る前は何の仕事をしよったんぞ」と。
私が会社の仕事だと言うと、「仕事に、探して行かなんだらくうていけまい、それが心配じゃ」と。
午後8時。私は先に寝る事にしました。伝道者が置いて行ったチラシには、永遠の命と書いてあるけど、歳を取っての永遠の生命はいらないなあ!認知症の病気が治るわけではなく。
国鉄スワローズの金田正一、南海ホークスの野村克也。最近、相次いで亡くなられました。
そう言えば子どもの頃、私は野球をしていて、お母さんがグローブを買ってきてくれたことがあります。その人が梅やんです。
それでは今日はこの辺で。