これが日本の文化だ!
マンション自治会の「新春 餅つき大会」
たこ揚げ、羽子板、百人一首、晴れ着、餅つき……。どれもお正月に欠かせないものばかり。と言っても、それは過去のものになったのかも。たこ揚げや羽子板で遊ぶ子供たちを見つけるのは難しいし、百人一首はスマホのゲームに取って代わられました。
晴れ着? そんなの成人式で見かけるくらい。お正月で子供たちが一番喜ぶのは、やっぱりお年玉。これだけは時代が変わっても同じかも。地域住民が総出で行っていた餅つきも「今は昔」となりました。お餅なんか、コンビニで買えるもんね。うーん、ダメだ! 一体日本の正月風景はどこに行ってしまったのでしょう。
でも、そんな風潮を嘆くばかりでは、古き良き日本の文化と伝統は守れません。千葉県白井市のマンションでは、自治会が中心になって毎年「新春 餅つき大会」を行ってきました。
ところが、あの新型コロナのおかげで中断を余儀なくされ、やっと今年から再開しました。そのマンションとは、白井健康元気村の玉井秀幸村長も暮らすアーバンエクセル白井(白井市南山)です。
同マンション自治会の桑原玉樹会長は、久々の「餅つき大会」に喜びを隠せません。「なんと5年ぶりですよ。子供たちも待ち遠しかったでしょう。20人以上は来ていたんじゃないですか」
1月28日の日曜日――。餅つき大会が始まる午前10時半には、すでに多くの人が会場のコミュニティホールに詰めかけていました。集まったのは約100人。もう熱気でむんむんです。ビンゴもあって、楽しいひと時でした。それでは、当日の様子を写真で振り返ってみましょう。
【写真構成】
▲「新春 餅つき大会」のチラシ
▲午前10時半からの開場を待ちきれずに大勢の人が…
▲温かい豚汁もサービス
▲▼アルコールはすべて100円。安い。酒好きにはたまりません
▲子供たちも楽しみにしていた餅つき大会
▲パークゴルフでお馴染みの岩崎利明・邦子のご夫妻。邦子さん(右)は白井健康元気村のブログでエッセイを連載して大好評でした
▲「餅つき大会」の運営責任者は、自治会長の桑原玉樹さん(中央)。その左隣が、環境保全団体「グリーンレンジャー」会長の藤原雄介さん。藤原、桑原の両氏とも白井健康元気村のブログに連載中
▲さあ、お待ちかねの餅つきが始まった。日本酒で上機嫌の白井健康元気村村長の玉井秀幸さん(右)
▲元海上自衛隊下総航空基地群司令の玉井さんは力自慢。かつて獰猛な米海兵隊員を腕相撲でバッタバッタとなぎ倒したという伝説の持ち主で、餅つき大会には必ず登場する
▲▼自治会役員でもあるマリヤ・トゥルダコワさん。ロシアから来日して10年ですが、昨年末に日本国籍を取得して晴れて日本人に。「名前を漢字にしようと思ったけど、初めて会う人が私の顔を見て驚くので、カタカナのままにしました」(マリヤさん)。初めての餅つきにも挑戦
▲久しぶりにみんなと会うと楽しい
▲うーん、餅が美味い!
▲話も弾む
▲マンションの自主防災会の会長でもある桑原さんは、災害時の対応をゲーム形式で問う
▲「青はイエスだよ」「わたしも青にする」
あのー、ついでですが、アーバンエクセル白井のロゴ作成の経緯もお教えします。いやあ、本当にローカルな話題で申し訳ありません。
▲▼マンションのロゴをつくったのは、馬上典彦さん。下がロゴ作成の経緯