ピエール瀧、コカイン使用で逮捕

　ミュージシャンで俳優のピエール瀧氏がコカインを使用していたということで逮捕されました。

　彼は現在放送中の大河ドラマ「いだてん」で、主人公の金栗四三が走る時に履く「足袋職人」役で出演しています。

　その他にも強面の顔ながら、キップのいいおじさんや優しい内面を持つ人物、また顔つきそのものの凶悪犯役などを演じていて、ドラマには欠かせない俳優として活躍中です。

　また、ミュージシャンとしても「楽器の弾けないミュージシャン」としての顔を持ち彼が所属する「電気グルーヴ」は、日本だけでなく海外でも人気を博しています。

　とても個性的な活動を続けていたのに、なんで麻薬なんぞを使う必要があったのでしょうかね？

　「ミュージシャン」として、また「俳優」として、実力以上の要求をされてプレッシャーを感じていたのかもしれません。

　最近は、一般人でも麻薬の入手が簡単にできるようになり、ましてや芸能界はヤバい売人たちが何気に近づいてくるという環境があります。

　多くのミュージシャンや俳優、芸人たちが、麻薬に手を出して世間への見せしめになっているにもかかわらず、手を出してしまう人が多いのは、それだけ自分の置かれた境遇に疲れ果てているからかも…。

　麻薬を使ってバレテしまったら、どうなるかは本人も分ってるはずなのに、手を出さずにはいられない何かがあったのでしょう。

　これを肯定する訳ではないし、やったことはキチンと反省して欲しい。

　野球の清原選手が麻薬から抜け出した後、麻薬患者のために活動をしているという話題が流れていましたが、麻薬を断ち切るということは非常に難しいもんだという話しをよく耳にします。

　どんなに苦しくても一時の解放感を味わうために麻薬を使用するなんて、どう考えても疑問です。

　そんなことを言ってるじいちゃんも先日消化器科の主治医と話した時に「もし膵臓癌を発症して痛みが強くなってきたら、医療用の麻薬をガンガン使って、楽に死なせてくれ」と頼んでしまいました。

　麻薬は、人生の最後の時に痛みを忘れ、花園のような夢を見て人生を振り返る時の薬剤として使うだけにしたいと心底思っています。