新型コロナウィルスの国内新規感染者が2,000人を越えてしまいました。
東京では500人以上、名古屋でも200人以上の感染者が出て、以前にもまして感染拡大が懸念されています。
菅総理は会見で「昨日は全国で2,000人を超え、過去最多となるなど、最大限の警戒状況にある、このように認識しております。」と述べましたが、GO TO キャンペーンは、そのまま継続という判断を示しました。
そして、「国民の皆さんには、改めてマスクの着用、3密の回避、こうした基本的な感染対策を徹底してお願いしたいと思います。さらに特に専門家からは飲食を通じた感染のリスクが指摘されており、飲食の際でも会話の時にはマスクを着用する、こうした指示を言われております。是非、皆さん静かなマスク会食、これを是非お願いしたい、このように思います。私も今日から徹底したいと思います。」と話しました。
最後に「私も今日から…」と閉めた後に、何だかニヤついた表情をして、この人本当に国民のことを心配してるのかと思ってしまいました。
感染がこんなにも拡大して医療機関も逼迫してるのに、大丈夫なんだろうかと…。
西村経済再生大臣なんて、まるで感染拡大の行方は国民にお任せのような発言をしてるし、もうこれ以上国から国民におカネが出せないから、自己責任でやって頂戴と言ってるようなもんです。
今の感染拡大の原因は、専門家によると会食の場などで感染した人が家庭内で感染を広げていることが一番多いらしく、やっぱり大人数での会食などにはリスクがついて回っているようです。
前にも書きましたが、緊急事態を宣言して経済をストップするのは難しいでしょうから、せめてGO TO キャンペーンを中断して、正規の料金を気前よく払える人が飲食店などを利用したり、旅行に出かけたりすればいいんじゃないでしょうか。
そういうことなら「会食も旅行も自己責任で」と政府が言っても問題ないでしょう。
しかし「GO TOは続けるけど、感染したら自己責任だ」というのは、国民の行動を煽っておいて後は知らんという全くオカシナ話です。
緊急事態も出せない、国民に給付するおカネもないということで手詰まり状態なのは分りますが、今はGO TOで人を無理に動かすことより、自分のおカネでちゃんと料金を払える人のために飲食店などへ感染対策の援助をするなどの施策を考えるべきだと思うのですが…。
そうすれば、多少なりとも経済が動くし、国民全員に給付金を出すより、ずっと割安に有効な対策ができるはず。
いっそのこと割引クーポンで不正利用されるようなGO TOを止めて、その予算を店舗などの感染対策費に回した方がいいんじゃないでしょうかね。