アラスカで米中のトップ会談が行われましたが、その冒頭で米中の激しい応酬があったようです。
まず米国のブリンケン国務長官が「中国の行動に対する米国の深い懸念」を表明すると、中国の楊潔政治局員が「中国の内政問題だ」と切り返すなど長い時間を掛けて米国に大反発…。
互いにマスコミを前に自国の主張を述べ合いました。
中国のトップが冒頭で長い時間を掛けて反論したのは、国内向けの姿勢ではないかと言われています。
どんな機会も逃さず自国民にアピールするのは、ある意味素晴らしい。
そこへ行くと我が国のトップは、先日の日米トップ会談でもそうだったようにアメリカさんに媚びへつらい、「何かあったら助けてください」と言わんばかりの寂しい内容に終始しました。
経済も発展し、軍事力も飛躍的に伸びた中国は「アメリカが対抗する唯一の国」であり、大声でアメリカを非難できる国になってしまいました。
中国に言わせれば、インド太平洋地域は、全部中国のもの…。
それに文句を言うのは「内政干渉」というもんだ!
マスコミを退場させてからは地球温暖化問題などで協力するということもあったようで、とにかく映像が世界に報道される場面では、常に強気の発言を繰り返すのです。
少しでも、弱気な姿勢が報道されることがあれば「粛清」されてしまうかもしれないからね。
アメリカが中国との貿易不均衡を訴えて、関税強化などしてるけど、これは中国にとって痛いでしょう。
だから裏では「何とかしてくださいよぉ~」と泣きついているはず。
でも表では、そんな素振りは一切出さない。
日本の米国との交渉なんて、昔っから実ったことはないし、全部さらけ出されている。
内密に行われてるのは、軍事同盟交渉ぐらいで、これはまず表に出てこない。
そして、ほとんどすべてが日本の不利なことばかりで、国益には叶っていない。
「尖閣で有事があれば、米国が力を貸す」と言ってくれて安心してるのが関の山です。
米国の同盟国として、中国との矢面に立たされてる日本や韓国は、結局アメリカさんにおんぶに抱っこで、厳しい国際情勢の中を泳いで行くしかありません。
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