やっぱ、現金が一番安全？

　「７ペイ不正アクセス事件」で思ったのは、やっぱり現金でのお買い物が一番安全だということです。

　じいちゃんの支払いは基本的に現金払い…。

　クレジットやスマホ決裁をまったく信用してない訳ではないですが、まず自分が凡そどれくらい使っているかを知るにはお財布の中の現金の残りを把握しているのが分りやすいし、今回のような不正アクセスで以前被害にあい掛けたからです。

　その時は、カード会社から連絡があり、被害にあわずに済みましたが、バカ高い一眼レフカメラを買わされそうになりました。

　ネット通販では、カード決済ばかりなので仕方ありませんが、日常の買い物まで僅かのポイントが付くからといって、スマホやカード決済なんて真っ平御免です。

　政府は、１０月の消費税導入からスマホ決裁の促進を仕掛けているようですが、今回のように開始からたった一日で不正アクセスが行われる様なシステムがある限り国民は二の足を踏むでしょう。

　「７ペイ」のシステムは脆弱で、他のシステムが「ログインＩＤ、パスワード、認証パスワード」という認証形式に対して「認証パスワード」がなく、これが不正アクセスに繋がったようで、同社の幹部が記者からでた「第２認証」についての質問に不思議そうな顔をしていたことから、この人が責任者にもかかわらず不正アクセスに対しての認識がなかったのではないかということを世間に晒してしまいました。

　こんなこっちゃ～、使う人に迷惑が掛っても知らないよぉ～ということですよね。

　今回の事件は、決してレアケースではありません。

　ネット決済システムに支払いをゆだねる以上、いつどんな所でも起こりうる事件です。

　ネット社会に絶対安全ということはないのですから、政府も安易に「ネット決済」を推進するんじゃなくて、おカネを使う人たちの自由な選択を尊重すべきです。

　便利だから、銀行の人件費負担を減らすためだとか、ネット決済の普及を進めるためとかいうだけで、大事な個人のおカネを簡単にネコババされる様な社会づくりに手を貸すようなことはヤメて欲しいです。