変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

キャリアウーマン

2007-06-06 10:38:49 | Weblog
専業主婦で子育てに集中していた頃、主婦向けの月刊誌の愛読者の集まりに参加し、積極的に活動をしていた。

その組織の中では、家事育児、それを通じて社会を見る等たくさんのことを学んでいった。

そんな時、「私の理想は、キャリアウーマン」と冗談まじりで思っていた。収入は、全くないにもかかわらず、、、、、、そんな中で子育てでは、本当にたくさんのことを学んで実行していった。

その娘の就職が決まった。これから、8日間の研修にでかける。そのためにブラウス、鞄など、あちこち走り回って、買い揃えていった。

「もう!ママは、私をキャリアウーマンか何かにしたいん!」
家にある未使用のシステム手帳を私から受け取って、娘がそう言った。

「え!そんなことはないよ。ただ、色々持ってたらいいかなと思うものが浮かんでくるのよ」

既卒になる娘の就職は、もっと難航するのかと思っていた。

ところが、会社めぐりをして、2社目で決まってしまった。
ほんとうにとんとん拍子に事が運んで、決まっていった。まるで、招かれたかのように事が運んでいった。

就職活動をしていた学生の頃は、大都会での大手企業ばかり20社程を回り、内定を2社からもらった。「思うところから、思われず、思わぬところから思われて」悩みに悩んで、内定を断ってしまったのだ。

卒業して海外に住み、都会と田舎での自分を経験して、「自分は、田舎が向いている」と結論をだした。

地方での就職を考え、拠点をどこにするのかと考え、就職を決めようとしていった。そんな中で決まった就職だった。

母として私の気持ちは、非常に複雑だった。もっともっと娘と一緒にいて生活を楽しめるのかと思っていた。「決まった」と娘から電話をもらった時は、ぼーうっとした気分になってしまった。こうして書いている今でも、複雑な気持ちで、まとまりがつかないでいる。

「私は、ちゃんとやるよ」と言い残して、研修に出かけていった娘を見送りつつ、私の気持ちは、複雑である。
ブログに書いて、自分をみようとしているが、この気持ちを公開しようかどうかと悩んだりしている自分に気がついている。

でも、思い切って!自分の気持ちを解き放とうと思う。

だから、公開します。


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