『私と踊って』 恩田 陸 著 2020.9.6 読了
最近は『読む』ことに集中するようになり、どのストーリーがどういう内容だったか気にならなくなった。
熱心に読んだものを語り合うグループがあるということも聞いたことがあるが、正直読んでる最中の感情の動きが自分にとっては重要になってきたせいもあるかと思う。
『私と踊って』は、恩田さんの短編集である。
内容より印象に残ったのは、あとがき的に筆者が各短編について解説しているところであろうか。
解説といっても、これまた内容ではなく、筆者の人となりが顕れていて面白いのだ。
本をあまり読まない人がいるが、本に書かれた色んなストーリーというものは、自分の価値観や感覚を矯正するのに役に立つ。
ものの考え方は一律ではなく、ある内容で大きく感じ入ることもたくさんあると思うのだ。
自分の価値観だけが是ではないと分かれば、世間で接することに自分をごり押しすることも無くなるだろう。
多くの小説はフィクションだから、あり得ない世界を体感することもできるのだ。
ニュース等も大切だが、メディアは思惑があって、正しい形で表現されていない場合がある。
本は各自の価値観で各自の能力を以て取り込めるから価値があると思うのだ。
この短編は実在しない場面が多く書かれているが、恩田さんらしいまとまりで、なかなか楽しんで読むことができた。
最初の『心変わり』でも、在りそうなサスペンス的なもので、ちょっとだけハラハラする。結末は分からない分、読者の来たい感も高まる。
その他18編。どれも読みごたえがあった。
最近は『読む』ことに集中するようになり、どのストーリーがどういう内容だったか気にならなくなった。
熱心に読んだものを語り合うグループがあるということも聞いたことがあるが、正直読んでる最中の感情の動きが自分にとっては重要になってきたせいもあるかと思う。
『私と踊って』は、恩田さんの短編集である。
内容より印象に残ったのは、あとがき的に筆者が各短編について解説しているところであろうか。
解説といっても、これまた内容ではなく、筆者の人となりが顕れていて面白いのだ。
本をあまり読まない人がいるが、本に書かれた色んなストーリーというものは、自分の価値観や感覚を矯正するのに役に立つ。
ものの考え方は一律ではなく、ある内容で大きく感じ入ることもたくさんあると思うのだ。
自分の価値観だけが是ではないと分かれば、世間で接することに自分をごり押しすることも無くなるだろう。
多くの小説はフィクションだから、あり得ない世界を体感することもできるのだ。
ニュース等も大切だが、メディアは思惑があって、正しい形で表現されていない場合がある。
本は各自の価値観で各自の能力を以て取り込めるから価値があると思うのだ。
この短編は実在しない場面が多く書かれているが、恩田さんらしいまとまりで、なかなか楽しんで読むことができた。
最初の『心変わり』でも、在りそうなサスペンス的なもので、ちょっとだけハラハラする。結末は分からない分、読者の来たい感も高まる。
その他18編。どれも読みごたえがあった。