eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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深夜0時過ぎ停電メール着信

2013年07月21日 | eつれづれ
21日の未明に停電メール着信、担当者にも同じ内容のメールが逝くので電話連絡して午前5時に待ち合わせ、調査する。第1柱高圧気中負荷開閉器の方向性SOG装置はGR表示で開放していたが特に雨は降っていない。現場の立木ヶ所、QB等目視点検。

中間の分岐開閉高圧盤より個々に高圧絶縁抵抗測定を実施。800m程度あるいつもの高圧ケーブル回線は10MΩで低い数値だが特に問題無し(分岐DGR有り)。

第1柱高圧気中負荷開閉器から来て、これより2系統に分岐している(分岐DGR有り)。

ちなみに1000V.10MΩ時のtanδ値は0.12でIc(対地静電容量成分電流)は80mA流れる。

対地電圧6600/√3=3810Vの入力にした場合は306mAとなる。

事務所内の上部、漏電ブレーカトリップしていたが高圧地絡事故(迷走電流?!)の影響でトリップしたのかは不明。その後、電力配電に電話、変電所のOVG地絡ターゲット表示有りとの事で警報後に系統の点検調査に出たとの回答だった。

変電所継電器の設定は5V、これで動作したとの話なので瞬間高圧の地絡電流は50mA以上流れた計算となる。むろんPAS側の零相電流Io=0.2Aも動作したので、この時の変電所Vo電圧は19V発生した事になる...ここの事業所は忘れた頃、PAS開放するトホホの檀家だ。
下のエクセル計算は多分、合っているだろうが地絡電流、電圧検知のイメージがヨシ。

バージョン1(OVGは50mAで動作)

バージョン2

朝から、寝るヒマも無くボランティアで騒いでいる始末だが今日は先生方、サル以下になる審判の参院選挙だ。