ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

学校ワークショップ

2010-07-08 10:18:00 | 芝居
昨日は学校ワークショップ。盛岡市文化振興事業団の事業で、今年7年目を迎える企画だ。まあ、学校に出かけていって、演劇ワークショップをしましょうというヤツだ。

今年は、文部科学省のコミュニケーション教育関連の事業に刺さっているということもあり、やや立ち上がりが早い。例年は秋が本番。

とはいえ、仕事の少ない身には、ありがたいことである。

さて、行ったのは玉山区のM中学校。音楽のC先生が呼んでくれてもう3年目である。
去年一昨年は、ほとんど俺一人だったのだが、今年は、いつもの学校ワークショップの相棒K氏も一緒である。心強いったらありゃしない。

そんなK氏は、午後から熊本に飛ばねばならず、午前中のみの参加である。
では、午前中に存分に働いて頂きましょう。という感じでした。

初年度、一昨年は3年生の選択音楽の生徒たちを相手にしていたのだが、これが何とも苦戦したのである。初回はなんだかざわざわしたまま終わってしまい、反省が残った。

この選択音楽、文化祭で発表があり、そこで、合唱の合間に寸劇を入れたいということだった。まあ、そんなこんなで演劇ワークショップだったのだが、この、ざわざわした連中が、芝居の本編に入ったら、何とも味わい深かったのである。
全員が出られるわけではなかったのだが、2回目のワークショップになると見ているだけの連中も、案外と集中力を出し始め、最終的には、中学生のその時期にしかないような、てらいや過剰な自意識、隠してもにじみ出てしまう異性への興味などが、見事に表現されていた。

とまあ、そんなわけで、良いイメージも悪いイメージもありつつの中学校でしたね。

でもまあ、中学生くらいってのは、結局、精神的に未熟な部分も、バランスの悪い部分もあるのだが、それなりに理解力もあり、吸収も早いので、短期間で見違えるような成長を見せてくれることもある。

でまあ、今回の1年生は、これがなかなか小学生っぽくて、話が最後までなかなか聞けない。ワークショップのゲームは、初めて接するルールがあり、簡単とは言え、そのルールに従わないと面白くないのだ。

この、話を聞ける状態にさせるまでがちと手間がかかった。特に男の子がね。女のはやはり少し大人っぽいな。

この、1学年は、9月に地元の良いところを取材し、それを発表する祭に、演劇を使おうというわけだ。発表を演劇にするというところをターゲットにすると、取材の姿勢が変わってきたりもする可能性もあり、通り一遍の取材~発表、より、まあ、学習的にはどうかわからないけど、ちょっと違った視点を持ち込むことができる。

ま、どうなるか楽しみだね。

午後は3年生。全員が音楽を選択してしまったという妙な学年。文化祭では一昨年やった寸劇の台本をまた使うという。合唱曲は新たなものを使うらしい。

この3年生は実に扱いやすいというか、素直で良い子たちでした。さすがに3年生だから話もちゃんと聞けるしね。でまあこの子たちには、「セリフ一個の芝居」を作ってもらった。あんまり段階を踏まないで、やってもらったにもかかわらず、なかなかやりましたね。

こちらも次にどうなってるか楽しみ。

夜は稽古で、ほぼあと一週間。うひぃ。