目の前に「串カツ田中」。
3年ぶりの「チャグチャグ馬っこ」を見るために陣取ったのは大通りの歩道のところ。串カツ田中が出来たとき、さほど興味があるわけではなかったのだが、目の前に「1本98円!」とか「生ビール!」とか書かれていると、そりゃ入りたくなるのが人情。
予定では、このあたりを通るのは13時くらいになるだろう。んでまあ12時半くらいから陣取って、通り過ぎたら「串カツ田中」に行ってみようと思ったのだが、チャグチャグ馬っこがなかなか来ない。腹は減るばかりである。それまであまり「串カツ田中」に、客は入っていなかったのだが、まるでオレの腹の減り具合に比例するように、回りの話の中から「串カツ田中」の単語がわき上がってきていた。
ちらほらと入店する客も増え、回りに陣取る見物客たちも、時折店に偵察に行く様子がうかがえる。
「こりゃ同じように考える人たちが多そうだねぇ」と、カミさんと相談し、馬が通り過ぎたあとは、そのまま葺手町まで行って、食楽まつりでビールとなんかを食べよう、ということにした。
結局やってきたのは13時半過ぎ。保育園の用務員さんだったTさんの姿は見かけなかった。
とはいえ久々のチャグチャグ馬っこを堪能。以前見たのはまだ子どもらが小さい頃、館坂橋のあたりで見たのだった。その頃はまだ誰もマスクなんかしていなかったんだよねぇ。確か馬の頭数も、今回の倍近くはいたのではなかったろうか? とはいえ子馬も含めた馬っこの行列はなんとも言えないのどかな味わいがあって、こういう祭りって良いよなぁと感じさせる。
後ろには馬糞を片付けるチームがいて、ほんのりと漂う臭いもまた風情である。また見に来ようと思わせる祭りだな。