仙北町駅前に福来屋酒店というお店がある。いろんな種類の日本酒を扱っていて、酒好きのオレとしては、ときどき寄って、一升瓶を買わねばならないところだ。
日常的に飲んだくれてるので、値の張るものはごくごくたまにしか買わない。出来れば一升2千円くらいで美味しいのがあれば嬉しいのだが、ここのところの物価高と、ちょいと前の消費増税で5百円くらいは値上がりしてる印象。いつでも寂しい懐具合と相談しながら、それでも福来屋酒店に行くときは、やや奮発しているのだ。
そんな福来屋酒店で見つけた「来福」。これは茨城県筑西市というところで造っているお酒で、実は茨城県出身のオレにとってもなじみのある酒蔵である。平成の大合併で筑西市になったので、昭和の時代に故郷を去ったオレとしては、住所にはあんまりなじみがない。旧住所だとどこかと調べてみると、真壁郡明野町。確か高校の頃、剣道の練習試合かなんかで行って車酔いしたところだ。
そんなところで造られている「来福」では、オレの出身地坂東市(旧岩井市)に、かつて一軒だけあって、2011年に廃業してしまった大塚酒造の「秀録」を復刻させている。 とまあ、そんな縁もあったので「来福」を購入。しばらく故郷の味を楽しむことにした。
「福来屋酒店」で「来福」を買う。これは福が舞い込んできそうだぜ!
そういえば岩手でも、久慈に「福来」というお酒がある。「オールいわて」の酒なんていうのもあって、銘柄は「北限の海女」。米も水も酵母も麹も岩手産。酵母の名前は「ジョバンニの調べ」麹は「黎明平泉」。これは一度飲んでみなければいけないだろう。
そういえばパート2、茨城にも久慈という地名があって、奥久慈シャモなんていうのが有名だったりする。オレの地元からはアクセスが非常に悪いので、まだ行ったことはないのだが、岩手の久慈はそれと比べると、盛岡からとてもアクセスが良いので、ときどき足を運んでいる。多分なんか関係あるんだろうなと思うんだけど、それはまあ、後で調べてみよう。