津志田のアクロスプラザに松屋と松のやの合同店舗みたいなのが出来たっぽいので、そのうち行ってみようと思っていたが、たまたまそういうタイミングだったので行ってみたのは今週の月曜日。あ、今日は日曜なので先週だな。
言わずと知れた松屋は牛丼屋で、松のやはその系列のとんかつ屋である。とまあ良く知らなかったのだが、入ってみたらそういうことだったのがわかった。コロナ禍後に開店したお店なので、カウンター席には仕切りがあり、注文は目の前にあるタブレットを使うという仕組みらしい。
水やお茶はセルフで、お店の人が、入店直後に席を訪れることはない。
でまあ、タブレットを見ながら注文をするのだが、牛丼の気分でもとんかつの気分でもなかった。んじゃなんでそんなところに入ったんだよ! と思われるかも知れないのだが、まあ、何となく入ってしまったのだ。メニューを見てみると「ロモサルタード」という、何だかよくわからないメニューがあった。何だかよくわからないと言っても、そういえば、ちょっと前になんかのテレビ番組で、牛丼屋なのに、中東だったか東南アジアだったか、とにかくよくわからないオリジナルメニューを出しているという、松屋の特集みたいなものがあった。記憶の片隅にそんな場面が残っていたので、あ、とにかくエスニックっぽいメニューがあったな、と思い至り、それを食べてみようとなった。
https://www.matsuyafoods.co.jp/matsuya/menu/limited/tei_lomosaltado_hp_230620.html
というメニューである。
多分、滞りなくタブレットで注文をして、トイレに行くために席を立った。このとき、席には水のコップも私物も何も置かずに立ったのがいけなかった。トイレの手前でお店の人が「お会計ですか?」と声をかけてきた。いやいや、何も食ってないのにお会計もなにもないもんだが、そういう、席でどのような人が、どのような状況である、ということは把握してないのだろう。
無事に排泄を終了し、席に戻ろうとしたが、何となく、どこの席に座っていたかがハッキリしない。というのも、左隣にいた人はいなくなり、右隣には多分人がいたような気がするが、何となくあってるかどうかわからないのだ。
とにかくよくわからないながらも、そうかも知れないという席に座り、とりあえず水を飲もうと、ウォーターサーバーからコップに水を注いできた。目の前のタブレットを見ると、「注文履歴」というのがあったので、タップしてみると、履歴はナシ。むう、どう言うことだろう? つまり、オレは違う席に座ってしまったのだろうか? とりあえず人の座っていない、左隣の席のタブレットの注文履歴もタップしてみる。当然のように履歴はナシ。ということは、もしかすると、右隣の席が本来のオレの席で、右隣にいるお兄さんは、オレがトイレに行っている間に、空席だと思って座っているということだろうか? 何となくそういう気がしていたところで、お隣のお兄さんの注文したであろうものがやって来た。
明らかにオレより後の入店だと思うので、お店の人に、おずおずと「あの、注文してあれば、注文履歴ででますよね?」と聞いてみると「ロモサルタードですか?」というので「そうそう」と返事をすると、すでに出来上がっているようで、素早く持ってきてくれた。
その後「ちょっとすいません」と、オレの目の前のタブレットと隣の席のタブレットをちょいちょいと操作し、改めて伝票を持ってきた。
つまり顛末としては、オレがトイレに行ってる間に店に入ってきたお兄さんが、空いてる席だと思って、オレの注文後の席に座り、タブレットで自分の注文の品を入力し、先に来るはずのオレのメニューは宙に浮いた状態になっていた、というわけだ。
在席を示す何物も置かれていなければ、それは空席だと思うよね。でも、注文済みの品があるとすれば、タブレットにその旨表示するかなんかしておけば、今回のようなことは避けられたはずである。また、店員さんが、水を持ってくるみたいなシステムであれば、そもそもこういうことは起こらない。オレも気まずい思いをしたが、隣のお兄さんも気まずい思いをし、恐らく店員さんも気まずい思いをしたであろう。
それほど大きな問題でもないのだが、人と顔を合わせないシステムにしたところ、ちょっとした行き違いが起きやすくなって、それで気まずい思いをすることになったのだ。この気まずい感じは、当事者同士の「あ、そういうことだったのね、いやあ、間違っちゃったなぁ」みたいなやり取りはされず、当然解消されないので、微妙に気まずい思いが残る。
まあ、オレはこのネタで書いたりしちゃうんで良いんだけど、そうでもない人は、なんかモヤモヤ残っちゃうんだろうなぁ。
あ、ロモサルタードは、ニンニクのきいたタレが食欲をそそり、ご飯が進みそうなメニューだった。
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