私の交友関係には口出しする母だけれど、
最近の母の交友関係はよくわからない。
前回の電話では
「だれも訪ねて来ない」
とぼやいていたが、関心を引くための言動である可能性が高いから、たいして気にもとめなかった
でも、もしかしたら、みんな離れていったのかな?
なんて少し思う
いやいや本当にそういう状態だったら、もっと大騒ぎして
恨みつらみ、仕返しに奔走するだろうから、深刻な状態ではないだろう
母の友達とは。
母に合わせられるひとが絶対条件(苦笑)
自分の話をしたくて電話したのにいなかったり、忙しいからと言って後回しにされたりすると、もう友達の資格はなくなるらしい(苦笑)
留守番電話になっていただけで激怒していたこともあったなあ
「私はいつもイライラさせられる!」
って
おいおい、だれかがイライラさせようともくろんでいるわけじゃないでしょ
自分の気性のせいでしょ
そんな母に、数十年来の友達がいる
Tさんといって、おおらかで思いやりに長け、知性があり多才な素晴らしいひとだ
彼女は転勤族だったので、母の近くで過ごした時間は7年間ほどだったと思う
私が小学生から高校生くらいのあいだ、ご近所だった
子供がふたりいて、年齢も性別も我が家といっしょだった
このひとの悪口を言うひとはいないだろうな、というような人だったので
アノ母もTさんにべったり。
どんなことでもTさんに話している感じだった
(たぶん、自分の話ばかりだろうけど!)
その期間の母ときたら
Tさんにそっくりだった
着るものはもちろんのこと、Tさんの出身地の方言までまねてしゃべっていたのだ
Tさんといるときに、つられて方言をしゃべるのではない
かかりつけの病院の医者、役所の受付、電話の応対、担任の先生etc
声のトーン、スピードまでそっくりに真似てしゃべるのだ
「自己=アイデンティティ」
*自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性
思春期の女子などは、同性に対して、「同一性」を激しくもとめる傾向がある
同じような服装、趣味、好きな男子、芸能人、
共有することに安心を求める世代
そして年齢とともに、他者との違いをも認め、「自己」が確立していく
これが本来の成長というものだと思うのだが、
母の場合、ちっとも育っていないようだ
未だ、違いを認められず、同一性を激しくもとめる
自分がちゃんと育っていれば、違いも受け入れられると思うのだが
同一でないことに不安、怒りを抱く
Tさんは立派なひとだけど、母は激しく嫉妬もしていて
時々、ボロクソに悪口を言っていた
Tさんの長男は、よく勉強ができたのだが、第一志望の大学を落ちたとき
「あんなすごいところ受けるなんて身の程知らず!」と言って、せいせいした顔をしていた
長女が大蔵省の彼氏がいたが、結婚まで至らなかったときも
「もったいぶってるからフラれた」とこれまたいい気味だと言わんばかり。
後に、建設会社のひとと結婚したときは
「聞いたこともない会社だ!」と自分の息子が大手ゼネコンに入社したことと比べて
バカにしていた
こういうことを日常、子供に聞かせる母だった。
私はこんな人間にならなくてよかった。
「人は人。自分は自分」 強く思うようになったのは母のおかげだ
反面教師とはこのことだ。
最近の母の交友関係はよくわからない。
前回の電話では
「だれも訪ねて来ない」
とぼやいていたが、関心を引くための言動である可能性が高いから、たいして気にもとめなかった
でも、もしかしたら、みんな離れていったのかな?
なんて少し思う
いやいや本当にそういう状態だったら、もっと大騒ぎして
恨みつらみ、仕返しに奔走するだろうから、深刻な状態ではないだろう
母の友達とは。
母に合わせられるひとが絶対条件(苦笑)
自分の話をしたくて電話したのにいなかったり、忙しいからと言って後回しにされたりすると、もう友達の資格はなくなるらしい(苦笑)
留守番電話になっていただけで激怒していたこともあったなあ
「私はいつもイライラさせられる!」
って
おいおい、だれかがイライラさせようともくろんでいるわけじゃないでしょ
自分の気性のせいでしょ
そんな母に、数十年来の友達がいる
Tさんといって、おおらかで思いやりに長け、知性があり多才な素晴らしいひとだ
彼女は転勤族だったので、母の近くで過ごした時間は7年間ほどだったと思う
私が小学生から高校生くらいのあいだ、ご近所だった
子供がふたりいて、年齢も性別も我が家といっしょだった
このひとの悪口を言うひとはいないだろうな、というような人だったので
アノ母もTさんにべったり。
どんなことでもTさんに話している感じだった
(たぶん、自分の話ばかりだろうけど!)
その期間の母ときたら
Tさんにそっくりだった
着るものはもちろんのこと、Tさんの出身地の方言までまねてしゃべっていたのだ
Tさんといるときに、つられて方言をしゃべるのではない
かかりつけの病院の医者、役所の受付、電話の応対、担任の先生etc
声のトーン、スピードまでそっくりに真似てしゃべるのだ
「自己=アイデンティティ」
*自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性
思春期の女子などは、同性に対して、「同一性」を激しくもとめる傾向がある
同じような服装、趣味、好きな男子、芸能人、
共有することに安心を求める世代
そして年齢とともに、他者との違いをも認め、「自己」が確立していく
これが本来の成長というものだと思うのだが、
母の場合、ちっとも育っていないようだ
未だ、違いを認められず、同一性を激しくもとめる
自分がちゃんと育っていれば、違いも受け入れられると思うのだが
同一でないことに不安、怒りを抱く
Tさんは立派なひとだけど、母は激しく嫉妬もしていて
時々、ボロクソに悪口を言っていた
Tさんの長男は、よく勉強ができたのだが、第一志望の大学を落ちたとき
「あんなすごいところ受けるなんて身の程知らず!」と言って、せいせいした顔をしていた
長女が大蔵省の彼氏がいたが、結婚まで至らなかったときも
「もったいぶってるからフラれた」とこれまたいい気味だと言わんばかり。
後に、建設会社のひとと結婚したときは
「聞いたこともない会社だ!」と自分の息子が大手ゼネコンに入社したことと比べて
バカにしていた
こういうことを日常、子供に聞かせる母だった。
私はこんな人間にならなくてよかった。
「人は人。自分は自分」 強く思うようになったのは母のおかげだ
反面教師とはこのことだ。