2011年3月の福島第一原発の事故から今年で5年目を迎えますが、未だに福島県はその後遺症に悩んでいます。とくに浜通りや中通りは今も除染が行われており、それこそ元にもどったわけではありません。会津地方も風評被害で大きなダメージを受けており、それが観光や物産にも暗い影を落としています。さらに、福島第一原発から半径20キロメートル以上離れているか、離れていないかでも国の対応が違っていることについて、疑問視する声が県民の間から上がっています。年間1ミリシーベルトが問題になっていますが、将来どのような影響が出るかは分かっていません。福島市や郡山市では除染された土が庭に放置されているのが実情です。私は天台宗の一僧侶として、今度とも祈りを通して福島県の復興にお役に立てればと思っています。
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