会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

総本山延暦寺の根本中堂で法話  柴田聖寛

2017-11-18 06:34:49 | 天台宗

 私は12日から14日まで総本山延暦寺の根本中堂で、信者や観光客の方々への法話を行いました。そうした駐在布教は実に25年ぶりのことでしたが、皆さんが真剣に聞き入ってくださいましたので、いつになく熱が入りました。

 私は法話のなかで、根本中堂が10年後の完成を目指して大改修の真っ最中であること、天台宗の「一切衆生悉有仏性」「山川草木悉皆成仏」の言葉の意味について、天台宗が「日本仏教の母」と呼ばれているいるのは日本文化に深く根ざしているからで、中国の天台山のご本尊が文殊様であるのに、根本中堂のご本尊がお薬師様であることとも深い関係があります、といったことをお話いたしました。

 久しぶりに比叡山の霊気に触れて、お勤めができましたことは、御仏のお導きの賜物だと思っております。

 連日2000名を超える人たちが根本中堂にお参りに参りましたが、12日は100名、13日は315名、14日は210名の方々の前で法話をさせていただきました。

                               合掌

 写真は上から「法話前の記念撮影」「根本中堂」「保存修理中を伝える看板」

                                   

 


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