飯豊本山 標高 2105.1m 地蔵岳 1538.9m 山形・福島県
2001年6月1日(金)--6月2日(土) 両日ともに晴れ
メンバー 私一人(山の神はお仕事)
コースタイム 6月1日 5:55大日杉小屋6:20--6:58休憩7:05--7:58休憩8:10--9:42地蔵岳9:53--11:16休憩11:26--11:34昼食11:55--13:05切合小屋13:15--13:45休憩13:55--14:05草履塚14:15--15:00休憩15:07--15:25飯豊本山小屋(荷物デポ)15:35--15:45飯豊本山山頂15:49--16:00本山小屋(泊)
前泊は道の駅いいで。月曜にも道の駅白い森おぐにで車中泊して、睡眠不足になったのに、3歩で忘れるんだねえ。まあ無料で泊まれることに味をしめたともいえるけどね。また車中泊してしまった。バイクツーリングの方でアスファルトの上に強引にテントを張っている人もいて、真似してもよかったんだろうけど、さすがにアスファルトの上はねえ。でも、前回よりは眠れたほうだろう。
面白かったのは、晩に友人Tから電話が来たことだ。今六本木だけど、飲みに来ないかと。彼のオフィスは六本木にあるのだ。今山形にいるからムリ。ハァ~?と信じられない様子。当然だよね。平日だし。
さあ、本題へ。
4:30頃起床し、道の駅を5:10頃出る。途中山菜取りと間違われて、入山券を購入せよと要求するおじさんに車を止められた。山に登るだけですからとザックや登山靴を見せていると、誤解もとけ、通してくれる。5:55大日杉の駐車場に着いた。大きくて新しい大日杉小屋(写真左)が目の前にある。平日のせいか人影はなく、昨日は誰も泊まっていないようだ。小屋の中を覗き見して、さあ出発。時計を見ると6:20。
歩き初めて40分くらいで、早くも道に迷う。地図と周辺をチェックしてから正しいと思われる道を見つけてまた歩き出す。気持ちのいいブナの原生林を進んでいくと、しだいに気温が上昇してきて汗をかく。一枚脱ぎ、再び休憩を入れる。稜線を詰めていき、地蔵岳には9:42到着した。
山頂からは飯豊本山の雄姿が拝める。山頂付近には、カタクリの群生があり、競うように花を咲かせていた。雪渓をなめてくる風が涼しくて、とても心地いい。
9:53地蔵岳から下り、まずは切合小屋に向けて出発。ここからは再び雪の世界に突入だ。しばらくはアイゼンを装着するほどでもなく、そのまま進んでいく。ところどころ、夏はヤブであろう箇所をショートカットして進む。11:16休憩なしで歩いたせいで、ちょっとへばってきて腰を下ろした。再び歩き始めると、運悪くすぐに格好の昼食用スペースが出てきてしまった。ちょっと失敗。もう少し我慢して歩いていればと悔やむも、腹が減っては戦はできぬと、そこに陣取ってごはんにした。ところがそこは風の通り道。地蔵の山頂では心地よかった風も今やただ身を震わせられるだけだ。11:55早々に片付けて出発する。5分ほどで御沢分れに出る。
ここで2コースに分かれているが、地図のコースタイムを見ると、どちらも同じ。あえて雪渓コースを避けた。でも同じことだった。雪が多いからどちらも雪道コースなのだ。むしろ選択したコースのほうが、雪が着いている分時間がかかるということだ。アイゼンを着けて稜線を目指す。13:05切合小屋に到着し10分ほど休憩。
14:05草履塚に到着。雪もなくなり、アイゼンをはずす。愛らしい姥権現(写真はPart3つづきで)を通過し、御秘所あたりで、前を行く3人パーティを発見する。だいぶ前から時折人影らしき点が動いているのが見えていたのだが、今度ははっきりと視認できる距離に3人はいた。平日でもお仲間がいるのかと心強く感じる。その頃から稜線を抜ける風がだんだん強くなってきた。ラジオで聞いたニュースによると、三陸沖で低気圧が発生している。
15:00頃に休憩をいれ、飯豊本山小屋には15:25に到着した。荷物をいったん小屋にデポし、飯豊本山に足を伸ばす。目と鼻の先なのだが、風が半端じゃない強さになっていて、行く手をはばむ。着いたらすぐ小屋に戻らねばと、足を速める。
山頂には誰もいなかったが、絶景が待っていた。雪の峰々が目の前に連なる大パノラマ。登ってきた甲斐があったというものだ。強風に追われるように、本山小屋には16:00に戻った。
つづく
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