目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

乾徳山

2011-06-26 | 山行~中央線沿線・大菩薩

001p6291428_2 乾徳山 標高 2016m 山梨県

2003年6月29日(日) うす曇りときどき晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:58登山口駐車場8:10--8:50銀晶水8:55--9:38錦晶水9:45--10:25扇平10:40--11:35乾徳山山頂(昼食)12:27--13:15休憩13:25--(14:05高原ヒュッテ)--14:10錦晶水14:20--14:50銀晶水14:55--15:25駐車場

5:00起き。いつものように談合坂SAで朝食をとる。大月あたりまで小雨がぱらついていたが、勝沼に抜けると予報どおり晴れで、絶好の山日和になってきた。8:00ちょっと前に乾徳山の限りなくただの空き地に見える駐車場に着いた。そこにはなんで?という車が1台停まっていた。真っ赤なポルシェ。山口百恵でも来てるのか?んなわけはない。山の神はさも自分が乗ってきたように、ポルシェの前でポーズをとった。

8:10林道を歩きはじめる。今日の登山者は多そうだ。この駐車台数、そしてすぐ後ろからは3人組も登ってくる。

01p6291429 02p6291431_2
左:涸れかかっている銀晶水 右:錦晶水

暗い樹林帯を進んでいき、8:50銀晶水に着いた。ちょっと蒸し暑い。歩き始めて40分くらいでまだ休憩には早いものの、銀晶水の表示を見たらちょっと飲みたくなって5分間休憩。下のほうからひぐらしの声が聞こえてくる。

9:38今度は錦晶水に到着。銀より錦のほうがうまいのか、金じゃなくて、なぜ錦なのか、とか素朴な疑問が湧くが、まあ、名前なんてものは、誰かがそう呼んで、また次の誰かがそう呼ぶとだんだんその呼び名が定着していくもので、漢字は当て字だったりするから、よくわからないのが常だ。だから錦晶水だって、「綿晶水」と書いた木切れと差し換えとおけば、いずれ「めんしょうすい」と呼ばれるようになるというもんだ(ホンマか?)。でも味のほうは、何となく標高があるほうがより澄んでいて格上に思える。
ここには簡素な小屋があり、トイレもある。

03p6291433 04p6291434
扇平

だいぶ高度を上げてきた。10:25レンゲツツジが咲き乱れている扇平に到着した。と書いてもつつじが写ってないじゃないかとツッコミがきそうだが、山の神の正対している方向につつじの群生地があった。あいにくガスが上がってきて、真っ白だった。

002p6291437 005p6291436 003p6291439_2
左2点鎖場渋滞。山の神にもやっと順番が 右:乾徳山山頂

いくつか鎖場を越えていくと、頂上直下の天狗岩の鎖場にたどりつく。登山者で渋滞していた。前の人が登りきらないと、次の人が鎖に手をかけられない。前の方々が登っていくのを眺めて、しばし休憩だ。そのうち後ろからも登ってきて渋滞は長くなる。自分の順番が来ると、早く登りきらなければとプレッシャーがかかる。こういうのってヤダよね。下からは先ほどまで私がしていたように、じっと見ているわけだし。

11:35乾徳山登頂。記念撮影も順番待ちとなる。入れ替わり立ちかわり、乾徳山の標柱の前でシャッター音が響く。われわれも近くに居合わせた方にお願いして、パチリと。

山頂はいつの間にやら、完全に白くガスで閉ざされてしまっていた。展望はいっさいなし。本来なら、金峰山、南アルプス、その後ろに富士山、そして大菩薩の峰々が見渡せるはずだったのだが。

ごろごろと岩が積み重なった山頂で昼食にする。狭い山頂に登山者があふれ、思い思いにここならという場所をキープしているから、もう立錐の余地もないといった感じだ。どうせ展望もないので、隅っこにいく。

004p6291440 山頂直下の道標。ここから迂回新道へ

12:27下山開始。迂回新道をたどることにする。斜度のある足場の悪いガレ場が続き、気が抜けない。途中10分ほど休憩して、先へ先へと進む。一見してボロボロに荒廃した高原ヒュッテを通過すると、国師原で往路と合わさる。

14:10錦晶水で再び休憩する。高度が下がってくると、だんだん蒸し暑く感じてきた。暑いとバテる。銀晶水でも休憩をとり、水分を補給する。下山は15:25。結構な疲労感だ。

帰途は、国道140号から川沿いにちょっと下ったところにある白龍閣で汗を流す。大人¥500。ちょっと混雑していたが、湯船は大きいので苦にはならない。温泉の後は国道沿いで中華を食べ、高速にあがった。渋滞は19Km。夜、家にたどりついたころには久々のロングウォークでグロッキー(死語!?)だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする