目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

乗鞍岳Part2 ~お花畑と雷鳥

2013-08-16 | 山行~北アルプス

Part1のつづき

畳平では、自動販売機で缶コーヒーを買って、しばし休憩となる。

13:35畳平から湿原に下っていく。整備された木道の周囲にはお花畑が広がる。ある一画は、みごとなほど咲き乱れていた。高山植物のまさに宝庫!

001img_6804 002img_6807
左:富士見岳の下部のガレ場に咲いていたコマクサ 右:ウサギギク

003img_6808 004img_6809
左:シナノキンバイ 右:コバイケイソウ

005img_6810 006img_6811
左:ハクサンイチゲ 右:クロユリ

007img_6812 008img_6815
左:ヨツバシオガマ 右:小さな花が可憐に咲いていた、かわいいお花畑

お花畑では、デジカメが大活躍した。パチリパチリと撮りまくった。そっちでもこっちでもデジカメやスマホをもった人がお花の撮影に余念がない。それだけきれいなのだ。

009img_6816 010img_6818
左:魔王岳登山口 右:イワギギョウ

お花畑を1周して畳平に戻り、今度は、魔王岳へピストン。上りで15分くらいだから、観光客もきれいな格好でどんどん登り始めていた。入り口のところに、イワギキョウの群落。鮮やかな青紫の花は、非常に目立っていた。

011img_6819 012img_6822
左:魔王岳山頂 右:いきなり雷鳥登場

14:23あっけなく魔王岳山頂に到着。次々に観光客がやってきてうんざりする。標柱だけ写真に収め、早々に山の神と下り始めると、前を歩いていた親子連れが何かに反応していた。何だなんだと、私もその声につられて視線を送ると、白くモヤってきた登山道にいきなり雷鳥の親子が飛び出してきた。子どもが騒ぎ、雷鳥たちはたちまち岩場のほうへちょこまかと逃げ出す。年配の方が、静かにねと落ち着いた声で子どもたちを諭すと、近くにいた人たちも皆気づいて、そうっと、ゆっくりと近づいてきた。雷鳥たちの動きがようやく止まる。その場に居合わせた人は全員足を止めてじっくり観察できた。

013img_6824
突然登山道に出てきた雷鳥の親子

たまたま、ガスがさあっと流れてきて、太陽光をさえぎったのでハイマツから出てきたのだろうか。日差しを嫌う雷鳥を目にできたのは非常にラッキーだった。

14:33再び畳平に戻る。乗鞍観光センター行きのバスは15:05発だった。すでにバス待ちの列ができている。山の神と最後尾に並ぶ。朝と同じように大きな車体のシャトルバスが来て、それに乗り込む。観光センターには、16:00に到着した。

乗鞍高原~三本滝へ続く
Part1「剣ヶ峰」に戻る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする