目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

火打山・妙高山Part2

2011-09-14 | 山行~信越

Part1のつづき

コースタイム 2001年9月9日(日) 黒沢池ヒュッテ7:00--7:20頃 大倉乗越7:25--8:50休憩9:05--9:35妙高山山頂--9:40祠9:55--10:50燕新道分岐10:55--11:10長助池(昼食)12:05--12:50黄金(こがね)清水13:05--13:50大倉沢14:10--15:00燕温泉

黒沢池ヒュッテは八角形のドーム型でなかなかイカしたデザインだ。でも、公式HPにリンクを張ろうかとネット検索していたら、最近の悪評がヒット。私が泊まったときには、そんなことは微塵もなかったのだが。スタッフが代わると、評判も変わるわね。すべて人で変わるのだよ。

最近はそのせいか空いているらしいが、私が山の神と泊まったときにはごったがえしていた。3Fで宿泊。素泊まり¥4,500(当時)。ちなみに公式HPは見つからなかった。

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左:奇抜な外観の黒沢池ヒュッテ 右:ヒュッテ内部

5:00過ぎ起床。小屋内は混んでいたが、だいぶ疲労していたため目を閉じると即睡眠に入っていた。そのせいか疲れもすっきりとれ、さわやかな目覚めだった。でも、そのさわやか気分もつかの間、外に出てみると、どんよりとした曇り空が広がっていた。お昼くらいまで天気がもつといいのだが……。

001p9090769今はいるのかどうか知らないが、シェパードが2頭、番犬のように入り口のところにいた。常に腹を空かしているようで、登山者が近づくと、何かくれるんじゃないかと落ち着きがなくなる。

このときは、よほど腹が減ってたんだろうね。私が朝飯の準備を始めると、さっそくシェパード君がやってきて、私の周りをくんくん嗅ぎまわりながらうろついている。カップに固形スープを入れて、かたわらでお湯を沸かしていると、いつの間にやら、シェパード君はカップの中に鼻を突っ込んでいた。その時悲劇が訪れた。たら~りとヨダレがカップの中に…。ああ。なんてことだ。

でもいいんだ。お湯を注げば、熱湯消毒。今見たシーンは忘れることにして、カップにお湯を注いだ。味は同じだよ。山の神は笑い転げていた。

黒沢池ヒュッテは7:00に出発。もうすでに天候は怪しげな状態になっていて、結局もったのは20分ほどだった。大倉乗越で雨具を出す羽目になる。そのうち小雨まじりの風も受ける。挙句には、辺りに白くガスがたちこめてきた。

ただ一瞬だけガスが晴れると、長助池の向こうに太陽光を浴びている街が垣間見えた。もしかして、ここだけ悪天なのか?

急登の連続に息をはずませながらも、9:35妙高山山頂に到着した。小雨ではなく、ごくフツーに雨が降っていて、まったく止む気配はない。早々に退却だ。山頂手前にあった祠まで戻って休憩にする。同じことを考えたパーティがあって、同じ祠の前で休憩する。 

 

004p9090771_2 005p9090774 左:妙高山山頂 右:山の神と長助池

帰路は、黒沢池への分岐から燕新道に入る。長助池には11:10着。ここで昼食にする。ほかの登山者が、ぽつりぽつりとここを通過していく。こんな雨の中を歩いているのは、昨日のお泊り組みだけだろう。日帰りだったら、こんな雨の中歩かないだろうからね。

006p9090776 大倉沢

黄金清水、大倉沢でそれぞれ休憩をとり、ふもとの燕温泉へは15:00に到着した。立ち寄り湯が可能な宿を探して、きょろきょろしながら歩いていくと、シャレた外観の山の湯宿 針村屋に登山者が続々と吸い込まれていくのが見えた。これは混んでいそうだと、脇をすり抜け、あさひやで一風呂浴びることにした。¥500。浴室には誰もおらず、独占して殿様気分を味わえた。

湯浴みの後は帰るだけだ。16:30発のバスでまず関山駅へ移動する。電車に乗り継いで高田駅18:36到着。駅前にあった高田ターミナルホテル1Fの大黒屋で刺身を肴に一杯やり、あとは高速バスの出発時間22:45まで2時間くらいひたすら待った。長~い1日だった。

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