目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

田代山

2013-09-23 | 山行~東北

標高 1971m 福島県

2003年9月14日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:05猿倉登山口駐車場9:25--10:15休憩10:25--11:05田代山(昼食)11:40--田代山避難小屋--13:15駐車場

今回は会津の山旅1泊2日だ。会津は何せ広い。猪苗代湖のあたりから、ずっと下って桧枝岐あたりまでをいうのだから。新潟や群馬と接する深奥部は、とにかく交通の便が悪くて、たどりつくまでに時間を要する。だからいつもながらの早めの出発となり、4:35に家を出た。途中コンビニで買出しをし、東北道佐野SAで朝食。

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左:猿倉の広い駐車場。トイレつき 右:なぜか冷蔵庫が登山届け入れ

西那須野塩原ICで高速を下り、ひたすら山越えの道を走る。そして信号の少ない会津をさくさく移動していく。湯の花温泉を越えていくと、未舗装の道路になる。意外に遠いなと感じながらも9:05田代山の猿倉登山口に到着した。天気がいいせいか、すでに停められている車は多い。

9:25歩き始めると、すぐに登山届け入れの冷蔵庫が目に飛び込んできた。なんだこれは? ふざけているのかと近づいていくと、れっきとした登山届け入れ。冷蔵庫の中を覗くと、登山者の名前や住所がきちんとノートに記入されていた。

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2点とも:小さな湿原、小田代

ここの登山道は、一気に高層湿原に駆け上がるように道がつけられている。つまり急な上りが続いている。しかし気持ちのいいブナの森だ。途中1度休憩を挟み、高度をかせいでいくと、草もみじが現れた。まずは小湿原の小田代だ。

さらに木道を歩いていくと、開けた湿原に登山者が大勢歩いているのが見えた。下の駐車場にあれだけ車が停まっていたのだから、これだけ大勢いるのも当然か。

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左2点:田代山山頂にて 右:田代山避難小屋

11:05田代山山頂に到着。山頂とはいってもだだっ広い湿原の中で、ピークといった感じではない。昼食をとれるようなスペースを物色した後、山の神とお弁当にありついた。そのうち、にぎやかな団体が到着してしまう。昼食を済ませ、逃げるようにその場を離れる。木道の端まで進む。そこには避難小屋があった。訪れた人は皆興味津々でドアを開けては覗いていく。まだ比較的新しいようだが、樹林帯の中のため、ちょっと薄暗い。

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避難小屋から木道を戻る

さてこれからどうするか。前回単独行で来たときには、帝釈山まで足を延ばしていたので、今回もと思っていると、山の神がえ~といって尻込みする。明日の会津駒がメインだから、まっ、いいかと、12:00避難小屋を最後に下山することにした。

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池塘が点在。開放感あふれる高層湿原

団体より先に下山を始めたので、景色はほぼ独り占め(2人占め?)だ。好天に恵まれ、空はどこまでも青く澄んでいる。湿原は開けていて、本当に気持ちのいい場所だ。人が少なければ、ここでポコポコとコーヒーを沸かし、ゆったりとした時間の流れを楽しむのも一興かもしれない。

13:15駐車場に到着した。

011p9141642_2 キリンテキャンプ場で晩の宴

そして本日の宿泊地、キリンテキャンプ場(当時で1人¥600、車¥500)へ移動した。9月で山はめっきり涼しくなったせいか、キャンプをする人は少なく、静かだった。テントを張って、日帰り湯の燧の湯(当時で¥500)へ。こちらはキャンプ場とは打って変わって、大混雑だった。でも、湯はVery Good!

会津駒へつづく


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