袴腰岳 標高 1248m 愛鷹山 1187.5m 静岡県
2006年9月24日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:15大棚の滝駐車場--大棚の滝--8:40登山口駐車場8:45頃--9:50第一展望台10:00--10:40休憩10:55--11:10袴腰岳--11:35馬場平11:45--12:15愛鷹山山頂(昼食)13:05--14:00袴腰岳14:10--14:50第一展望台14:55--15:40登山口駐車場
11年前の山行記録。最近同じ登山口から登った人の記録を見たら、このあたりの道路がきれいに整備されていて、かなりアクセスがよくなっているようだ。その分静かではなくなっているかもしれないが、当時は静かだったということで、、、
2006年の手帳を見ると、愛鷹山と位牌岳を混同していた。愛鷹山というのは、この山塊の総称として使われているのが普通。ただ越前岳を愛鷹山と称することはある。今回は、越前岳ではなく、南部にある愛鷹山。なんかよくわからんという方は、山地図でご確認のほどを。
大棚の滝
5:20自宅を出発した。東名に入って比較的順調に進み、足柄SAで朝食をとる。その後沼津インターで下りて、県道22号へ。狭い道の割には交通量が多い。しばらく走って須津(すど)川沿いの道に入り、ひたすら川沿いを北上する。やがて大棚の滝の駐車場に到着した。すぐそこだからと、山の神と準備運動がてら、滝へと向かう。8時くらいだと、さすがに誰もいなくて、マイナスイオンを二人占めにできた。
左:登山口駐車場 右:登山口には登山ポストが設置されていた
登山口の駐車スペースに車を移動し、第一展望台に向けて歩き出す。杉が生い茂る暗くて急な道が続く。当時のヤマケイの分県登山ガイドでは、第一展望台まで45分と書かれていたが、1時間強かかった。
左:ヤブっぽいところが多かった 右:展望のない第一展望台
展望台とは名ばかりで、まったく手入れをしていないのだろう。視界は閉ざされている。山の神と水分補給を十分にして、10:00に出発した。この後が、まるでトレーニングコースで、細くて急な登山道を延々と攀じることになる。
左:寂れた感じの袴腰岳山頂 右:袴腰からのうっすら富士
途中疲労困憊で休憩をとっているが、ヘロヘロだったのか15分も腰を落ち着けてしまっていた。その休憩ポイントからわずか15分程度で、11:10袴腰岳山頂に到着。山頂標示がやけに古びていて、ずっと放置されていたことが伺える。このあたりはあまり人気がないようだ。
左:袴腰から駿河湾もうっすらと 右:古びた馬場平の標示
この山頂付近から気持ちのいい尾根になり、樹々の間から時折駿河湾を望めた(左上写真)。袴腰岳山頂では写真だけとってすぐに馬場平へ向かう。
左:馬場平の標示が立てられていた背後の巨木ブナ 右:愛鷹山山頂でレジャーシートを広げようとしている山の神
ブナ林がいい感じに続く馬場平では、山の神が梢を見上げて微笑んでいる女優のような(?!)写真もストックにあった(写真は割愛)。馬場平から30分ほどで12:15愛鷹山山頂に到着した。かなり広い山頂で、まるで公園のように整備された芝生広場になっていた。山の神と私の貸切山頂で、レジャーシートを広げて富士山を眺めながらの昼食となった。
遠くにヘンな雲がかかっている富士山
13:05下山開始。すぐそばに愛鷹明神奥宮があって、お参りをしていく。14:00袴腰に戻り、休憩をする。それにしても今日は驚くことに誰にも会わない。
2点とも:愛鷹明神奥宮
ところで、登るときもひどかったが、下山中の登山道もクモの巣だらけだった。それだけ登山者がいないということの証左だ。山の神に「たまには先頭を歩いてみない?」とクモの巣をこれ見よがしに手で払いながらいうと、「え、遠慮しとくよ」とおどけながら、山の神は歩みを止めた。クモの巣攻撃の次は、熊笹攻撃だ。道を間違ったかというくらい繁茂している箇所もあり、容赦なく熊笹が襲いかかってきて、ヤブこぎを強いられた。
ヤブっぽいところを下山
袴腰の次に第一展望台で再び休憩をとり、駐車場には15:40に戻った。自分の車のほかに3台停まっていたが、すべて川遊びの人たちだった。てっきり山のお仲間と思って、山中で会うと思っていたから、なあんだとなる。
それにしても消耗した。帰路は東名で事故渋滞40Kmに巻き込まれて、さらに疲労困憊。足柄SAで早々に晩メシを食べ、自宅に着いたのは21:00を優に回っていた。