目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

大涌谷から冠ヶ岳・神山

2016-12-23 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

標高 冠ヶ岳 1412m 神山 1438.2m 神奈川県

2007年11月23日(金・祝)  くもり時々晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 大涌谷11:24--11:33黒卵休憩--11:50登山口(延命地蔵)--12:10大涌谷分岐12:15--12:47冠ヶ岳--13:00神山(昼食)--14:20大涌谷

9年前、箱根の健康保険組合の宿がとれたので、箱根のお山へ行くことにした。気分を変えて、車を使わずにのんびりと電車で行こうとなった。奇しくもあずさ2号ならぬ8:00ちょうどのロマンスカーに乗り込んだ。

箱根湯本で登山鉄道に乗り換える。行楽日和の3連休初日とあって2両編成ながら超満員。強羅で満員電車から解放されると、今度はケーブルカー乗り場が長蛇の列だった。急かされるように近くにあったさびしい品揃えの売店で昼食用のおにぎりを買い、列の最後尾についた。こんなに並んで待たされるなら、おにぎりなど買わずに大涌谷の食堂で食べたほうがよかったのかもしれないなと山の神と話していると、そのうち順番の列が進んで、おいしそうなサンドイッチやクロワッサンを売っている店が目に留まった。なんだ、ここで買えばよかったと山の神と悔やしがった。


大涌谷より。遠くにロープウェイが見える

10:45頃やっとこさ、ケーブルカーに乗り込んだ。乗り込んだはいいものの、途中駅では誰も降りないのに、パラパラと乗ってくる人がいて、乗車率は優に100%を超えている。酸欠になりそうだ。それでもまだ短いから耐えられる。終点早雲山からはロープウェイ。定員18名のゴンドラが頻繁にやってくるので、ようやく超満員のぎゅうぎゅう詰め状態から解放された。

 
左:大涌谷の駐車場 右:もうもうと蒸気がすごい

大涌谷に着いて前方を歩いている人の背中を追うように進んでいくと、名物の黒卵が売られていた。以前は1個いくらで売っていたように記憶するが、バラ売り不可の6ヶ入り¥500で販売していた。多いなと思いながらも、食べたいという欲望が勝り、山の神が購入。もうもうと水蒸気が上がる傍らで、3個ずつ爆食いした。

 
左:冠ヶ岳は目の前 右:登山道横の枯れ木がアートっぽい

11:50延命地蔵のところから登山道に入る。右手には、最初に登る冠ヶ岳がおいでおいでをしている。火山ガスでやられたのか、枯れ木の道を進み、やがて樹林帯に入る。

 
左:大涌谷分岐 右:冠ヶ岳の祠

12:10大涌谷分岐にさしかかる。その先には祠があり、さらに先はもう冠ヶ岳の山頂だ。この辺りの植生は、なにか伊豆半島を思い出させるようなうねうねした枝ぶりの常緑樹が生い茂っていた。かたや葉を落とした照葉樹も。

 
左:冠ヶ岳山頂 右:冠ヶ岳山頂からの展望は樹間から申し訳程度

山の神は完全に観光モードで、冠ヶ岳へは行かないという。ならば一人でいくかと霜柱の溶けたぬかるんだ道を早足で進んだ。12:47冠ヶ岳山頂に到着。樹間から若干の展望はあるが、この季節だからこそで、葉が付いていれば、まったく何も見えないだろう。早々に山頂を後にし、山の神と合流、神山へと向かう。

 
左:冠ヶ岳山頂から神山を望む 右:神山山頂手前から冠ヶ岳を望む

登山道から振り返ると冠ヶ岳がその名前どおりの姿を見せていた。13:00人の少ない神山山頂に到着。じっとしていると、体がかなり冷えてくる。手早く昼ごはんの準備をし、山の神と縮こまって食べる。

 
左:小広い神山山頂 右:天照の石碑

13:30早々に片付けて下山開始。ふつうならここから駒ヶ岳へ向かうのだろうけど、今回はゆるゆるののんびり観光モード。足を伸ばしたいのはやまやまだけれど、意欲は萎えていた。体感気温がどんどん下がっていることも意欲を萎えさせた一因だ。午後なのに霜柱ができそうなほどまで冷え込んでくる。山の神と足早にサクサクと下って、14:20ロープウェイの駅に着いた。

箱根美術館で紅葉狩へつづく
旧箱根街道を下るへとぶ


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