目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

越前岳

2011-12-20 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

標高 1504m 静岡県

2001年12月2日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:50十里木駐車場10:05--11:10展望台11:20--11:55越前岳山頂(昼食)13:00--13:20富士見台13:25--13:53鋸岳展望台13:58--14:20愛鷹山荘14:35--15:20愛鷹山登山口--(バス)--15:35十里木駐車場

越前岳は、呼子岳、位牌岳、愛鷹(あしたか)山等とともに愛鷹山塊を形成する富士山近郊の山である。富士山に近い分、樹木などの目隠しがなければ、目の前にど迫力で富士山の雄姿をあおげる。当然皆その大展望を期待して登るわけだ。

さて山行記録に移ろう。
ゆっくりめに出発したのがたたって、東名にのると、事故渋滞8Kmとなっていた。幸先の悪いスタートだ。港北PAで朝食をとり、そのあとはひたすら走って裾野ICで東名を下りた。国道468号に入り、登山口である十里木の駐車場には9:50に到着した。駐車場にあったトイレに寄って、10:05いざ登山開始。

それはいきなりの急登で始まった。土がむき出しになっている道は、霜柱がとけて、ところどころぬかるみ、すべりやく歩きにくい。山の神と東京を出るのが遅かったからなあとこぼす。やはり融ける前の霜柱をさくさくいわせて歩かねばね。

11:10ちょっとした富士山展望台で休憩したあと、雑木林をぬけていく。樹間を通して、横や前方に登山者が見え隠れする。皆山頂をめざし高度を上げていく。

01pc020891 02pc020892
左:富士山が半分だけ見える 右:駿河湾を望む

11:55越前岳の山頂に着いた。東京からのアクセスがいいのと、富士山と駿河湾という絶景、加えて快晴の天気に誘われて登山者が大挙押しかけてきていた。富士市の工場地帯からの排煙が上空にたちのぼっているのが遠くに見える。

山の中なのになぜか人ごみのなかで昼食をとって、13:00出発。まだまだ登ってくる人は多い。人気の山なのだ。

001pc020893 03pc020895
左:越前岳山頂 右:富士見台と岡田紅陽の説明

まるで伊豆の山のようにアセビの密生する中を抜けていくと、富士見台に着いた。写真家、岡田紅陽の撮った富士山はここからのワンショットが有名で、案内板によると、昭和13年に発行された50銭紙幣の富士山はまさにそれと書かれていた。

002pc020896_2
富士見台からの富士山。宝永火口が痛々しい

ただし、ここから見た富士山は江戸時代の宝永の噴火でえぐれている。まっ、えくぼみたいなものか!?

尾根筋を下っていき、13:53鋸岳展望台に到着した。名前のとおり、鋸の歯のようにギザギザの稜線がつづく鋸岳が目の前に見える。

003pc020898
鋸岳が逆光で墨絵のように見える

004pc020900車で来てピストンの人が多いのか、こちらのコースを歩く人は少なめだった。鋸岳展望台には、最初一組の夫婦がいたが、彼らが去り、山の神と私で展望台を独占した。

14:20愛鷹(あしたか)山荘前で休憩。この山小屋は定員6名(6畳)で個人所有だが、予約すれば泊まれるようだ。そこから30分ほどで林道に出て、15:20頃愛鷹山登山口のバス停に着いた。ここから日本ランドHOW(現在はぐりんぱ)行きのバスに乗り、車を置いてきた十里木に戻った。

帰途はドライブイン十里木で山菜そば¥750を食べて、山中湖へ移動。まっすぐ帰らず、優雅にも石割の湯¥700にのんびりと浸かってから家路についた。この当時の12月の高速は、寒さとともに行楽客も減り、空いていて、らくらくと帰宅できたのであった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 還暦のエベレスト | トップ | 生藤山・三国山・熊倉山 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山行~伊豆・箱根と富士山周辺」カテゴリの最新記事