目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

赤久縄(あかぐな)山

2014-10-05 | 山行~上州

標高 1522.3m 群馬県

2014年9月23日(火・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:13栗木平駐車場8:23--早滝--9:13沢上部9:23--10:11尾根10:20--御荷鉾スーパー林道--10:58赤久縄山山頂(昼食)11:48--12:48沢上部12:52--13:13栗木平駐車場

久々に西上州の山を訪れた。ここのところ嘘のように涼しくなったこともあり、標高にして1000m超であれば暑くないだろうし、週末の天候がしばらく悪かったこともあって歩いていないから、短めのコースにしようと、ここに決めた。

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左:栗木平登山者用駐車場 右:栗木平登山口

5:00少し前に家を出発し、関越道に乗る。高坂SAで朝食をとり、本庄児玉ICで下りた。本庄児玉はいつもは通過点なので、あっという間に着いてしまった感じだ。しかし、下の道の移動距離が長い。上信越道から行く手もあるが、交通費の節約にもなるので、このルートを選択した。

さて、移動していくと、コンビニがなくなるかもしれないと、IC近くのローソンで昼食と行動食の買出しをした。あとは一路神流町を目指すだけだ。国道462号から県道46号(富岡神流線)に入る。途中から道幅が狭まり、しかも急坂になって、対向車が来たら難儀しそうだと不安になった頃、栗木平に到着した。登山者用駐車場には1台も車が停まっていなかった。読売新聞夕刊でらんぼう隊がこのコースを登った記事が以前出ていたので、もっと人気のある山だと思っていたのだが。

001img_7803 早滝。滝坪には虹がかかっていた

8:23山の神とともに駐車場を出発する。駐車場を見て、向かって左側からも登っていけるのだが、道標のある右手へ進んだ。しばらく歩くと、早滝への分岐が出てくる。左手の鎖場を抜けて沢沿いを上っていくと、早滝に到着する。なかなか立派な滝で、落差もあるし、水量もそこそこある。滝坪近辺には、小さな虹がかかっていた。

上り始めて50分、休憩するのに適当な場所はないかと、物色しながら進む。杉林を抜けた辺りで、巨岩がひとつある場所に出た。見下ろすと直下に沢が見える。ここで一息つくかと、山の神と腰を下ろした。早々に行動食のドライフルーツなどを食べる。

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登山道の傍らには花がいっぱい。左:サラシナショウマ 右:セキヤノアキチョウジ

上り一辺倒で疲労する道ながら、カラマツ林、広葉樹林の雑木林の中を歩いていくのは、気持ちがいい。格好の森林浴だ。そのうち、かなりの斜度があるところが出てきて、ジグザグに登っていくことになる。息を切らして尾根に出て再び休憩する。

鉄塔へ曲がっていく作業道がつけられていて、2度ばかりあれっとなるが、鉄塔が目の前に見えているので、まず道を間違うことはない。ただ御荷鉾スーパー林道に出る直前は、鉄塔を経由していく。

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左:御荷鉾スーパー林道から登山道に入ると、しばらく美林が続く 右:赤久縄山山頂

スーパー林道から入る登山口には、「まむし注意 藪に入らないでください」と「熊出没注意」の恐ろしい標示が出ていた。夏にまむしはだいぶ駆除したようだが、まだ潜んでいるようだ。おっかなびっくり、美林が続くなだらかな斜面を上がって行く。登山道にはトリカブトや名を知らぬ花がいっぱい咲き乱れていて華やかなのだが、“いる”ということで、鈴を鳴らし、サクサクと通過する。10:58赤久縄山山頂に到着した。山頂の標柱にも、「まむし注意」がつけられていた。たしかに山頂は藪っぽくて、いかにもいそうだった。

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赤久縄山頂からの眺めは乏しい。左から西御荷鉾山、東御荷鉾山、大鳥屋山

山頂からの見晴らしはあまりよくない。以前は展望の山として有名だったようだが、木が大きくなってしまい、視界はさえぎられている。ただご近所にある御荷鉾山はよく見える。形状からして非常にわかりやすい。山頂には、年配の単独行の方がいて、さっきは、あそこに登っていたのだと東御荷鉾山を指差した。この界隈はコースタイムの短い山が多いから、あちこちハシゴする人が多いようだ。

昼食をそそくさと食べる。山の神も私もまむしの文字が頭から離れず、何か落ち着かない。下山開始は11:48。下り始めてすぐ、年配者の4人パーティとすれ違った。われわれと同じ栗木平から登ってきたという。しかしこの後、登って来る人には会わずじまいだった。こんなにさびしいとは。駐車場には13:13に到着。4人パーティの車とわが愛車の2台しか停まっていなかった。

帰途、逆方向ながら、道の駅万葉の里に立ち寄った。初めてだと思っていたのだが、着いてみたら見覚えがある。過去の記録を調べてみると、2009年5月御荷鉾山を訪れたときに来ていた。そのときと同じように今度はジュースを買ってのどを潤した。


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