標高 2578m 群馬県・栃木県県境
2019年8月4日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:07丸沼高原スキー場駐車場8:20頃--ロープウェイ山頂駅8:44--大日如来--9:43急登地帯で休憩9:50--森林限界で水分補給--10:50日光白根山山頂--11:02山頂直下五色沼ビューポイント(昼食)11:40--弥陀ヶ池方面へ--12:25ガレ場終了地点12:31--13:15七色平避難小屋13:22--13:50ロープウェイ山頂駅14:00--14:15ロープウェイ駅
梅雨明けから天候が安定せず、8月に突入してしまった。6月、7月とまったく山歩きをしていないので、夏・秋山シーズに向けて少し歩いておこうと、近場の短いコースを山の神と行くことにした。真っ先に思い浮かんだのが日光白根山のロープウェイコースで即決した。
日光白根山は直近では冬場にスノーシューで来ていて(2014年)、その前は日光湯元側から静かなロングコースを歩いている(2007年)。無雪期は12年ぶりの来訪となった。
左:丸沼高原スキー場の駐車場 右:ロープウェイ(ゴンドラ)で上がる
いつものように前日にガソリンを満タンにし、朝食用のパンも調達して自宅を4:38に出発した。関越に入り上里SAで朝食をとり、順調に進んで沼田で高速を下りる。途中セブンイレブンで昼食と行動食の買出しをして、8:07丸沼高原スキー場の駐車場に入った。直後驚くほど登山者が次々に到着して、横にずらりと10台くらい駐車した。久々の晴れ、そして気軽に登れるコースとあって大人気のようだ。
JAF会員の割引(¥100)を受けて往復チケットを購入し、山の神とロープウェイに乗り込む。15分の長い乗車時間を経て、山頂駅へ向かった。
左:ロープウェイ山頂駅から日光白根山を仰ぐ 右:登山口でもうこれだけの登山者が
山頂駅を出ると、登山者でごった返していた。こんなにいるのか。登山口には団体もいて、その数の多さに圧倒された。意外にも若いパーティも多く、スピーディに登っていく。
左:大日如来 右:気持ちのいいシラビソの森を進む
大日如来のところまで来て、次に避難小屋が出てくるはず、そこで休憩だと山の神に告げていたが、それは大きな間違いだった。間違いに気づかぬまま、シラビソの気持ちのいい森を抜けていく。
やがて延々ときつい上りになり、明らかに山のぼらーではなく、楽しいよと甘言に誘われて連れてこられたと思しき女子が、音を上げたのか、足が止まったままの姿を見た。
左:アルペン気分にさせられる森林限界に達する 右:ハクサンフウロ
そんな不幸な人たちを追い越して、避難小屋が出てこないから、この辺りで休憩にしようと、山の神と急登半ばの踊り場で足を休めた。
休憩後、登高を続けると森林限界に達し、目の前がパッと開けた。ここでこのルート上に避難小屋がないことにやっと気づいた。間抜けだ。水分補給をして最後のひと登りに入る。
振り返るとガスが上がってきた
目の前が開けたせいか、山の神がバリバリ登り始め、エンジン全開になる。あれよあれよという間に私との距離が広がっていく。年齢は3つしか違わないが、最近私の体力の低下が著しい。
左:山頂までもうひと息 右:正面に見えている稜線の最上部が山頂。林立して見えるのはすべて登山者
山の神の行く先、山頂に向かう登山道を見上げると、驚くほどの人の列ができていた。そのうち山頂が見える地点まで来ると、山の端(は)に登山者がずらりと並んでいるのが見えた。こんなに登山者がいるのは初めて見た。
五色沼を見下ろす
10:50山頂に到着。山頂標示のある場所では記念撮影をする人が順番待ちをしている。横から隙をみてさっと1枚写真を撮り(冒頭写真)、記念撮影はせずに山の神と昼食をどこでとろうかといいながら移動した。比較的人の少ない五色沼のビューポイントへと少し下った。
弥陀ヶ池ビューの下山路へ
昼食後はいったん登り返し、弥陀ヶ池へのルートをたどることにした。 すでに多くの登山者が下っていて渋滞していた。道を譲ってくれる気配はまったくなし。
左:すってんころりと転ぶ人を2人見た砂礫の道 右:日差しが強い我慢の道
足元は悪く、足を滑らせて尻餅をつく年配女性を2人見かける。踏ん張りがきかないのは、足がだいぶ寄れているようだ。斜面を下りきり、山の神と小休止をとる。
左:七色平 右:七色平避難小屋
小休止後はさらに下り、弥陀ヶ池分岐から、池には下らずに逆方向へ少し登り、七色平を目指した。登り時に勘違いしていた避難小屋はここにあった。13:15小屋前で最後の休憩をとり、13:50ロープウェイ山頂駅に戻った。
ゴンドラで下った後に、自販機で売っていたアセロラジュースで水分補給し、14:30頃帰途についた。ここまではほぼ予定どおりだったのだが、残念なことに丸沼高原を出た直後、ノロノロ運転の車に延々と行く手を遮られることになってしまった。この時間のロスが高速の長い渋滞にはまることにつながった。事故渋滞などもあり、自宅に着いたのは20:00になっていた。
とんだお疲れさま山行となったが、いい足慣らしになった。