イメージ Alemko CoksaによるPixabayからの画像
週刊新潮2020年12月17日号「私の週間食卓日記」連載1149回に登山家の竹内洋岳氏が登場していた。見出しには「プロ登山家として食生活にルールがないのが自分流」となっていて、衝撃の食事が出ていた。登山時の少食はつとに知られている氏であり、長身痩躯であるので、ふだんからそんなに食べないのだろうとは想像できたが、ここまでとは。ちなみに身長180cmでありながら、体重は63kg前後しかない。
以下紹介されていた食事。基本朝食はとらないのだとか。
11月2日 渓流釣りの下見のため、南アルプスへ。食料はコカ・コーラと5個入りのミニあんパン。あんパンは効率よく食べられるようにつぶしておく。この日の食事は以上。ちなみに高所登山でベースキャンプに大量に持ち込むのが、コカ・コーラ、カップヌードル、プリングルズだそうだ。
11月3日 群馬県沼田市の山田リンゴ園へ。登山家故山田昇さんの生家でお墓参りを兼ねてリンゴ狩り。希少種「新世界」と「めぐみ」を頂いたとあるが、この場で食べたのかは不明。昼食はとんかつ。
11月4日 昼食はカップヌードル。夜は助六弁当。
11月5日 昼食は神保町の喫茶店「さぼうる」でコーヒーとピザトースト。この日はこの記述しかない。
11月6日 知り合いからお茶会に呼ばれ、京都へ。昼食は「京料理萬長」で名物の「つれづれ弁当」。その後茶会で、茶菓子「かぎ甚」の「亥の子餅」(柿と栗と銀杏が入った黒ゴマ入り羽二重餅)。
11月7日 竜安寺「西源院」で湯豆腐。南座隣「松葉」でにしん蕎麦。帰りの新幹線で「西利」の「浅漬けにぎり弁当」(漬物ネタの寿司)
11月8日 家族と夕飯 豚しゃぶ
こんな食事であっても、登山時のスピードは誰にも負けない。8000メートル峰全山踏破を目指していた頃は、あの中島健郎氏を置いてきぼりにしたエピソードをもつ。
最後に献立評論家荒巻麻子氏がコメントを寄せている。特殊な例であって新たな知見を得たとし、「今号は採点不能」としていた(いつも採点しているのか?)。
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