目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

元祖山手七福神めぐり

2018-01-21 | 七福神めぐり

山手七福神 東京都

2018年1月3日(水) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:35頃 白金高輪駅--覚林寺(毘沙門天)--瑞聖寺(布袋尊)--妙圓寺(福禄寿尊・寿老人尊)--昼食--大圓寺(大黒天)--蟠龍寺(弁財天)--目黒不動尊 瀧泉寺(恵比寿神)--15:00頃 目黒駅

目黒納め。というのも昨年9月まで在籍していた会社が目黒にある。今年は、心機一転の年。目黒と白金にまたがる6ヵ寺の七福神を巡って、きれいさっぱりと目黒とは決別することにした。


山手七福神の色紙

山の神と10:30頃家を出発し、電車で山手線の目黒駅に向かう。そこから南北線で白金高輪駅へ。駅の改札あたりに、山手七福神のパンフか、チラシかが置いてあるのではと期待したのだが、見当たらない。まっいいかと、Webで見つけた案内MAPを片手に1番出口から山の神と地上に出た。すると、いきなりなんかの建物の中で、ここはどこ?となる(ちなみに建物は高輪区民センターだった)。それでもすぐに桜田通りを見つけてひと安心する。でも今度は方向がわからない。はて、どっちだろうとお上りさんのようにきょろきょろして、たぶんこっちっぽいと歩き出したら、大当たり。交差点の信号に「清正公前」の文字が見えた。だだっ広い桜田通りを横断して、まずは覚林寺だ。門をくぐって、すぐ左手に毘沙門天はおわした。正月3日ということもあり、なかなかの人出だ。こんなに混んでいるのなら、七福神巡りは4日のほうがよかったかと、ちょっと脳裏をよぎる。お参りを済ませ、さっそくご朱印をもらう(色紙が¥500で、ご朱印は¥300)。普通なら、封筒やビニール袋などに入れてくれるのだが、剥き身のまま裸で渡された。そういやかばんの中にビニール袋があったはずと、がさごそやると出てきたので、それにとりあえず色紙を仕舞う。

 
左:横断歩道の向こうに覚林寺 右:瑞聖(ずいしょう)寺

次は、布袋さんの瑞聖寺。目黒通りに入ろうとすると、すぐ目の前に色紙を持ったおばちゃん2人組がいた。これからずっと一緒かとそのとき思ったのだが、このおばちゃんたちばかりではなく、このあと、同じ七福神巡りの方々に何度も遭遇することになる。

シェラトン都ホテルを越えて、しばらく歩いて瑞聖寺に到着した。1列に並んで布袋さんのご尊顔を拝する順番を待つ。ここでは、ご朱印をもらうのに結構な時間待たされた。そういえば、どこかのサイトでお参り前に色紙を渡しておこうとアドバイスがあったのを思い出した。こういうことかと得心。

 
左:瑞聖寺の布袋さん 右:妙圓寺の福禄寿・寿老人は残念なことに撮影禁止だった

瑞聖寺を出て、妙圓寺へ。予想以上に距離があって、行き過ぎたんじゃないかと危惧するほどだった。でも明らかに七福神巡りと思える人たちが左折していくのが見えて、後につづく。人だかりができているお堂に靴を脱いで上がる。皆参拝とご朱印待ちだ。山の神と私も列の最後尾について堂内に入った。しばらく待たされて、奥に鎮座している福禄寿、寿老人を拝することができた。

妙圓寺を後にすると、もう見慣れた目黒の街並みだ。首都高の高架下をくぐり、どこかこの辺りでご飯にしようと山の神に提案する。台湾料理の巧匠が目に入り、ここにしようとお店に入った。正月のせいか空いていてゆったりと食事ができた。お奨め!


大圓寺の五百羅漢

昼食後、目黒通りをまっすぐ進んで目黒駅を越え、雅叙園へと導く行人坂を下った。途中に次の目的地、大圓寺が出てくるのだが、目黒の会社に通っていた割には、まったくこの寺の存在に気を留めていなかった。境内に入ると、五百羅漢が盛大に出迎えてくれる。こんなすごい石仏群があったなんて、まったく知らなかった。灯台下暗しとはまさにこのことだ。

  
左:大圓寺、大黒天の奉られたお堂 中:蟠龍寺、弁財天堂内の木造の弁財天 右:蟠龍寺石窟内の石造の弁財天

参拝客でにぎわう大圓寺の大黒天をお参りしたのち、雅叙園の前を通過して山手通りに出る。歩道橋を渡って蟠龍寺へ向かう。小路を抜けるとその先にそれはあった。お堂内の弁財天に手を合わせる。顔を上げて目を細めても、残念ながらお姿は小さくてよく見えない。そのまま帰ろうとすると、お堂の横にもう一つ何かがあるのに気づいた。近くにいくと、それは石窟で、もう1体弁財天が奉られていた。傍らには一心不乱にお祈りしている年配の女性がいて、そんなにご利益があるのかと、しばし待った。順番が来て、山の神と正面に立って石窟を覗き込むと、中はかなり狭い。またもやお姿はよく見えなかった。

 
左:瀧泉(りゅうせん)寺大本堂 右:瀧泉寺の恵比寿様

最後は目黒不動(瀧泉寺)の恵比寿様だ。目黒不動といえば、五不動のうちの一つ。目黒不動のほかに、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動がある。ウィキぺディアによると、密教の陰陽五行説にのっとり、5色の不動尊を江戸の運気上昇の要として配置したようだ。

恵比寿様は、瀧泉寺境内に入ってすぐのところにあった。柔和なお顔立ちの石像で、見ているだけでこちらも幸せになれそうな気がしてくる。大本堂の人出に比べれば、こちらは参拝客も少なくひっそりとしていた。お参りを済ませ、社務所でしばらく待たされたのち、ご朱印をもらい、今年の七福神巡りを終えた。来た道を戻り、山手通りから権之助坂に入る。ちょっと前まではこの辺りの店で昼メシを食べ、同僚とよく飲みにいっていたのがこの居酒屋で、などと上の空の山の神に説明をしながら目黒駅にたどり着いた。

過去の七福神めぐり:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
千寿七福神(北千住)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e5c9ac63891aa7ecf16842f63bfb796a
下谷七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d9d2bc94d677699ddba1c85946e81c9e
新宿山ノ手七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/18d67a1f45c22a06563d3e3068401343


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