目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

たたたた……腰痛はつづく

2018-01-17 | 山雑記

 『腰痛は自分で治せる』石井博明(主婦の友社)

こんな本を見つけて、腰痛の原因をさぐるとともに、対処法としての腰痛予防運動を実践してみた。

まずこの本には、腰痛の原因は、4つあるとして以下を挙げている。
1. 骨折
2. 骨のずれ 
3. 椎間板ヘルニア 
4. 筋を痛めている

予防運動のおかげで快方に向かっている実感はあるのだが、痛みはずっと続いている。もしや骨? 鍼で一度すっきりと痛みがとれたことがあるので、まさか骨のはずはないと思いつつも、そう考えるたびにぞっとする。病院は嫌いだけれども、しょうがない行くかと重い腰を上げた。山の神が膝を痛めたときに治療してくれた整形外科だ。山の神によれば、整形外科もピンきりで、最初に行った医者には、もうその膝は治りませんから、山登りなんてとんでもないといわれたそうだ。そして次の医者へ。そうしたら、むしろ、どんどん登って膝を使ってくださいといわれたそうな。そんなお医者様なら、自分も行ってもいいなと決意したのだった。

でも、行くと決めると、私の性格的なものかもしれないが、腰の状態は快調になり、大またでスタスタ歩けたりする。それでも、骨が原因ではという恐ろしい想像からは逃れられなかった。レントゲンを撮ってもらうと、なんのことはない、思ったとおり筋を痛めていると判明した。少しずつ腰痛予防運動をしてほぐしていけばいいのだ。

いま思い返せば、このときのお医者様とのやりとりが恐ろしい、というかスリリングだった。
「何か肉体労働をされていましたか?」
レントゲン写真の腰上部から背中にかけての骨を指差しながら、
「間隔がかなり詰まってますね」
それって、ヤバイのかと青ざめながら、私は返答した。
「肉体労働はしていません」
「では、なにか激しい運動、たとえば格闘技などしていましたか?」
「激しめの中国武術を十数年やってましたが、、、」
私はこれって骨には関係ないよなと思ったその瞬間、ハタと思いついた。
「若い頃から山登りは続けてます」
先生は得心がいったように膝をうった。
「それですね、50歳くらいで普通はこんなことにはなりません」
私はうろたえて、即座に訊いた。
「この状態は、将来的に何かよからぬことになりますか」
先生は笑いながら、
「いやいや、だいじょうぶ。勲章ですよ、これは。漁師さんの背骨がこうなってますね。男の勲章!」

私はこの「勲章」という言葉でちょっと誇らしげな気分になり、このエピソードをあちこちでいいふらしてしまった。
たんに背骨が詰まっているだけなのだが(笑)

それから4日。腰痛はあまり改善していない。今日も無意識のうちに「たたたた……」と口走っていた。

 

寝ながら簡単にできるものばかり! 腰痛は自分で治せる
クリエーター情報なし
主婦の友社

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