ストーリー
井上靖の自伝的小説「わが母の記」原田眞人監督が映画化。
役所広司、樹木希林、宮崎あおい出演で10年間にわたる親子、家族の愛を描く。
昭和39年、小説家の伊上洪作は、父が亡くなり母・八重の面倒を見ることになる。
幼少期に母と離れて暮らしていたため距離を置いていた洪作だったが、妻や3人の娘
妹たちに支えられ、自身の幼いころの記憶と八重の思いに向き合うことに。
八重は薄れゆく記憶の中で息子への愛を確かめ、洪作はそんな母を理解し、次第に
受け入れられるようになっていく。
第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で
審査員特別グランプリを受賞。
樹木希林 さんの達者な演技に感心した(芸達者ぶり)。入れ歯を失くした時の表情が可愛いかったですね。
海辺で役所さんにおんぶしている表情、全ての感情も無く、全身を背中にゆだねて・・・・
後半嬉しかったことは、横浜港から娘さんがハワイへ留学するために使ったのが
にっぽん丸だった。
一見して直ぐに分かる新生にっぽん丸。エントランスやデッキ等の画像が出て来たが
それも懐かしく愛おしい船。
にっぽん丸が撮影のために提供したらしいが、エキストラででも参加したかったな~~。
私から二人目のシニアの女性は、後半ずっと鼻をすすっていた。
何か思い入れの部分とぶつかったのかしら?
お鼻をち―んとしていなかったから、涙が溢れていたのでしょう。
4月から上映開始していたのに、結構な入場者が有るのに驚いた。
シニアの女性が圧倒的だった。
私自身も泣く程ではなかったが少し優しい気持ちになれた。
今の映画館は座席指定の購入なので、あらかじめ自分の好きな場所を選べるので出来るだけ観易い所を探す事が出来るので便利と言えば便利。
以前に他の映画館でもそうだったので、この様なスタイルになりつつあるのかな?