日本橋高島屋エントランス
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生け花と言って思い浮かべる流派は、池坊、草月流、古流、小原流・・・実際は数千もの流派が有るらしい。華道を学んでいる人も三千万人に及ぶと言う。
たまたま、地方の友達から入場券を頂いたので、友達に声をかけ日本橋高島屋に足を運んだ。「池坊550年祭記念特別展」と言うのでそこそこの混雑の予想はしていたが実際は遥かにそれを上回る人出だった。
その展覧会のために、専用のエレベーターを作り会場に着いても長蛇の列。99%はシニアの女性。実際は写真等撮れる状態では無い混雑ぶり。
最初は圧倒されて、カメラをバックにしまったけど、友達が「私が盾になるから写したら?」って言ってくれたので素早く写してみた。それでも全体からすれば僅か2割程度。
しかし大ぶりな作品はとても距離が足りずスル―する事に。
550年前の生け花の歴史が丁寧に表示して有り、ふむふむと学習の様な気分で観賞した。
何せ3重4重と言う人垣なので、もっとゆっくり読んで観賞したかったが、そんな事は無理と言う状態。
入口に美智子妃殿下のご来場の写真が有ったので、心が緩んだ。まあその後の戦いの様な観賞、我ながらよく最後まで観賞出来たと感心する程の広い会場だった。
使用しているお花の種類がメモの様に添えて有ったのは良かった。珍しいのは手書きの教本?。既に昔から有った物が飾られていて、それを現在の素材で生けてあった。
数百年も前から墨で完成絵を描き着色までして有った。それが門外不出として
保管されていた事に感心するばかり。
友達は、花嫁修業でお茶もお花もお稽古したと、無知な私に細かく説明をしてくれる。
お抱えボランティアガイド付きで確かに勉強になった。
可能な写真は撮ってみたが、やはり歴史を背負って550年、名だたる先生方の作品はどれも美しく何時までも眺めていたい佳作ばかり、まあ素人の私が言うのもおこがましいが・・・・。
十分目の保養になったので、写真だけでもお裾分け。
前田利家邸で立てた幅7メートルに及ぶ大砂物が、特別に復元展示された作品
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