なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

(大した事では無いけれど)大変な誤解

2011-03-02 22:38:10 | Weblog
 昨日寝る前に『明日天気にナーレ』と念じたけれど、必ずしも希望通りではありませんでした。
 女房殿に命じられて区役所に印鑑証明を取りに行く用事があったのですが、コミュニティの「住民票・印鑑証明自動発行機」は朝9時からなので、センターの隣の大型スーパーの庭に寄り道(実は朝8時過ぎには行ったのですから、寄り道と言うより予定の行動)。
 生憎の曇り空で、おまけにポツリポツリと雨粒が落ちて来る天気。
  カワズザクラはまだ大丈夫(多分今週の週末は大丈夫)で、メジロも朝早くから10羽以上来ていたし、サクラの花の木の下の藪では「ホーホケキョ」。
 
 そうそう先日お話しましたが、面識のない老夫人に質問された話。
 「黒い目で小さな鳥がいるのだけれど、あれは何と言う名前ですか?」
 私はサクラの木の上のメジロに夢中なので「黒くて小さな鳥」の存在が目に入らな勝ったので、「エッ?そんな鳥いるのですか?」と答えると。
 「さっきから足元で動いていたのに・・・」
 「すみません私にはメジロしか目に入らなかったので」、、、そんな会話があったのですが、老婦人は「もうイイッ!」と言う感じで立ち去ったのです。
 「分からない」と言う事で叱られたみたい。
 あるいは注意力が無い事で軽蔑されたのかも知れません。
  だいたいカメラを手にしたのが昨年の夏以降だし、野鳥の写真を撮り始めたのが9月から、、、だから恥ずかしいけれど知っている鳥は少ないのです。
 大型スーパーのような人が大勢いる場所でカメラを持ってウロウロしていても本当はカメラも野鳥も初心者なのですから、内心『私に訊くなヨ』
 だから老夫人は質問する相手を間違えたのです!。

 勘違いと言えば相当スゴイ勘違いの話を耳にしました。
  場所はメジロの来るそのスーパーの庭。
 これも老夫人らしいがメジロの事をウグイスだと思い込んでいるらしい。
 確かにウグイスの鳴き声がするし、カワズザクラの枝にメジロが動き回ってる。
 ウグイスには所謂ウグイス色と言う言葉がある、、、メジロの色は日に当たるところでは薄緑ですからウグイス色とも言える。
 花札のには「ウメにウグイス」出し、現実に梅の花が咲く時期にウグイスが来るとサマになる、、、けれど目の前で動いている鳥はメジロで藪の中で鳴き声だけするのがウグイス。
 カワズザクラのメジロを指してアレはメジロでウグイスではありません」と言って老夫人に「さっきからホーホケキョと啼いているではないですか」と叱られたとか。
 成程声と姿が入れ替わったと言うかミックスされたと言うか、、、話を聞いてあり得るナと思いました。

 囲碁ならこの手の間違いはきっとある。
 定石のちょっとした条件違いで選択するものが変わるのに、その違いが分からずに「馬鹿の一つ憶え」になっている物がある筈です。
 プロとかアマの高段者から見れば「これだからザルは、、、」なんでしょうが、気がつかずに繰り返すからザル・碁キチなわけです。
 人のふり見て、、、とか他山の石とか、、、しかしマアこれが「わが身が見えれば」ザルをやっていませんよね、私。