なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

鮒に始まって鮒で終わる

2011-03-10 18:15:30 | Weblog
 昔から言われている言葉ですが、なかなか意味が深い言葉だと思う。
  私も小さな頃は近所のため池とか貯木池で鮒釣りをしたものです。
 尤もそこの池はマブナだろうと思います、、、だから今住んでいる地方のようなヘラではありませんが、ともかく生まれて初めて魚釣りを試みた相手はフナでした。
 川に住むカニとかザリガニの類を除くとフナが最初です。
  つまり釣と言うものをフナ釣りで初めに経験した。
 餌の作り方(当時はサツマイモの蒸かしたものを練ったり、ミミズであったり飯粒でも釣ったり)とか、仕掛け、ウキの見方合わせ方などなど、ともかくフナ釣りを通して「釣のイメージ」が出来た。
 子供ですから池とか川でジッと待つのは苦手で、直ぐに海で小アジとかクロダイの方に転向し、その後は渓流でアマゴなどを追いかけていましたがともかく最初はフナ。
 ・・・但し「フナで終わる」の方は今のところ未定。
  と言うのは、自然条件に関わらず、、、つまり炎天下でも寒い時期でも川とか池の傍で釣り糸を垂れる予定は今のところ無い。
  今は池の傍で熱い時期も真冬でも野鳥を待っている、、、それは出来る・好んでやっている。

 話が脱線しましたが、要するに最初に憶えた事が、実は初心者の導入部であるだけでなくその道の基本でもあると言うような意味でしょうネ。

 と言う事になると仮にこの話を囲碁に置きかえることが出来るとしたら、、、
  最初に憶えるのは「ポン抜き」だろうか?
   「囲碁はポン抜きに始まりポン抜きに終わる」・・・これはチョットしっくりしない。
 もう少しカッコつけると、「囲碁は一間飛びに始まり一間飛びに終わる」?
  うーん「始まり」は良いとして「終わる」とは言い切れないような気がします。
 では「囲碁は小目に始まり小目に終わる」・・・これも反論異論が多そうですね。
  やはり言葉として無難なのは「囲碁は礼で始まり礼で終わる」・・・これは間違いないでしょうネ。
 若い頃に町の囲碁道場で最初に習ったのが、マズ座り方。
  「正座し」「碁笥の位置」「碁笥のふたの置く場所」「挨拶し一礼」「初手を打った後に”失礼します”と断って膝を崩す」・・・。
 今ネットでしか打った事が無い人が増えているらしいので、こういうのって面倒で敬遠されるだろうな。 
 それとも、もしかして案外新鮮だろうか。