
イヤ、撮りたくなるような鳥が居るところへ出かければ、恵まれていないと言う事はないはずで、要するにイルところへ行かない私が悪い。
それでも生来のモノグサがブレーキをかけているし、「自分の住んでいるところで、鳥の居る風景」と言うテーマで撮るべしという理屈まで用意している自分が居る。
① 主に自転車で行ける範囲で、稀に自分の故郷に帰省した時とか女房殿の実家周辺などは用意があって出掛けた時には撮るかもしれない。
② 図鑑的と言うか、観察スケッチ的な写真では無くて、絵を描くような気持で写す。
③ 何か表情のあるものと言うか、ストーリーを感じさせると言うか、、、
マア、そんなことで近所で、少々ピンボケであっても何処となく面白ければ好いと言う事で、初めから言い訳を用意している。
さて日曜日も朝早くから片道1時間自転車で公園の池に行きましたが、待ち鳥は、、、来ませんでした。
そういうのが全くの無駄かと言うと必ずしもそうではないようで、、、。
同じように待ちぼうけをした人の話を聞けるし、先輩方のアルバムを見せて頂ける。
そして、面識のある同行の士が増えて行くので、人の輪が広がって行くのです。
私はこういう知り合いを増やすと言う事にかけては、殆ど苦手分野でして、自然に増えて行く分には特段の事はないのですが、意識的にやることはダメ。
ですから大学を出て以来仕事関係の他は囲碁仲間などしか知り合いが増えませんでしたので、非常に狭い範囲の人しか知らない感じ。
マア実際の所は言葉ほどではないにせよ、自覚としては狭い範囲で生きて来たし、それで特別不便は感じ無かった。
ところがカメラ・鳥・写真を始めるとその同じ趣味の人だけでなく、公園で擦れ違う人とも会話を交わす事も出来て来るので、「知らない人」とも話をする機会が増えます。
さて、今はウグイスの声は聞こえるけれど、その他の鳥が出て来ません。
大地震の影響で池が壊れて泥で埋まっていたり、あるいは夏の暑い季節は出てこなかったり、涼しいところに行っていたり、、、ともかく少ない。
カワセミもいる筈なんですが若鳥の行動パターンが未だ分かりませんので、何処で待てば良いのかが難しい。
と言うわけで、池では今日も空振り。
その代わりと言っては変ですが、花の写真を撮る人の観察をしました。
同じカメラで、池で写真と言っても、彼は花用のレンズなどの道具立てでハスの花を撮っている。
こちらは出来るだけ望遠のきいたレンズで池の中の杭などの予定ポイントにピントを合わせて待っている。
彼らは花ですからそこに花が居ないと言う事はないのですが、それにはそれなりの苦心があるようで、、、日差しの強さ・方向・日影・風の影響などなどに気を使っている様子。
ところでこの池には大柄の花が咲くとハスと小ぶりの花の水連しか無いと思っていたら、池の隅に変わった花がありました。
昔尾瀬で見たヒツジグサのような葉ですから、概ね葉はスイレンのようですが家に帰って図鑑で見たらヒツジグサの花とは違うようで何の花かは分かりません。
でもマア可愛いと言うか面白いのでアップしました。