カレンダーを1枚捲り、今日から2月に。
昨日、田舎に帰って来た。
たった1ヶ月だけなのに、年末年始の頃とは違った感じがする。
朝起きた時の凍りつくような寒さも、
水道の蛇口から出る水の冷たさも、
頬を刺すような北風も・・・・・。
気の性では無い!
確かに柔らかく優しくなっている。
窓ガラスを通り抜けて入り込んでくる光は、やっぱり暖かい!
不思議なもので、暖かい光に包まれるだけで、
しかめっ面は、自然と口元が緩み笑顔になる。
丸まった背中も、まっすぐ伸びてくる。
そこまで書いて、思い出した!!
“北風と太陽”の話を・・・・。
まだ、コートを脱ぐほどの暖かさではないが、
固く閉ざした心の扉は、外に向かって開くのが分かる。
2月・・・か?
暖かい春を、すぐ側に感じられ、嬉しくなった。
ところが、今朝の徳島新聞に
「県人口 15年連続減」と、大きな見出しの記事が出ていた。
1年間の人口減少数は、前年の1150人から6135人になり、
出生数が死亡数を下回る「自然減」は過去最多。
このままでは、77万人を割り込んだ県人口は、14年後には57万人になると推計される。
私の愛する故郷は、高齢化と少子化に歯止めがかからず、ずっと冷たい冬の中にいる。
故郷に、明るい春は来るのだろうか?
暖かい外の日差しとは裏腹に、肌寒さを感じる記事だった。