きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

期間限定のおばあちゃん

2019-12-30 18:09:00 | 日記
香川の孫の元に来ている。

高速バスで、4時間と20分、
少し遅れて、観音寺の終点に着くと、

孫3人がママの車で
待っていてくれた。

10歳の孫は、少し大人びて、
夏に会った時より、背が伸びて、
おばあちゃんの背に追いつきそうに
なっていた。
(おばあちゃんは、毎年少しづつ縮んでいるのだけど…)

ニコッとして、歓迎してくれたが、以前のように飛びついては来なくなった。

その代わり、
8歳と6歳の孫は、
おばあちゃんの隣の席を取り合って
早速、揉め始める。

こんな時、おばあちゃんは、
仲裁のため、
座りにくい真ん中の座席に座ることになるのだ。

夜はいつも、10歳と8歳の孫に挟まれて寝る。
8歳の孫は、自分の布団の端ギリギリまで…

時には、おばあちゃんの布団の中に入ってきて、

「おばあちゃんのここ、気持ちいい!」と、
ブヨブヨの二の腕揉む。

くすぐったいよ…と嫌がるおばあちゃんに、
容赦ない孫の2本の手、

布団の中でひと暴れした後、
「だって、おばあちゃんは、期間限定だもん」…と、

ギューッとしがみついてくる。

会った瞬間から、
「おばあちゃん、いつまでいてくれるの?」と聞かれて、
「11日日間」と、答えると、

それから、
「あと、十日」「あと九日」…と、
一日づつカウントダウンをしていく。




期間限定のおばあちゃんか?

そうだよね。
年に何回か、会うだけでのおばあちゃんだもん…

上手いこと、いうものだと、感心したり、嬉しかったり…

いつまで、こう言ってもらえるのだろう。
いつまで、それに答えられるのだろう…

期間限定なら、次の期間がある…けど、

賞味期限切れのおばあちゃんには、
ならないようにしなければ…

まだ、役に立つおばあちゃんのうちに、

精一杯、孫と遊ぼう…と、思った。

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする