きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

切幡寺

2014-09-04 11:15:41 | 田舎日記
先日、田舎の父の家の近くにある切幡寺で、
お遍路ツアーで来ていた女性が、行方不明なったとニュースになっていた。

いつも、田舎に帰る時、高速バスの停留所まで迎えに来て貰っているタクシーの運転手さんが「うちのタクシーが、切幡寺まで乗せて行ったんでよ」と、
田舎では滅多に無い大きなニュースの一部始終を、興奮気味に話してくれた。

その切幡寺について、少し紹介します。
四国八十八ケ所の十番札所で山の中腹に有り、
333段の石段を登ると本堂に着く、そこから少し登ると国指定重要文化財の大塔が有る。

その昔、この山の麓に機織りの貧しい娘が暮らしていて、
そこに、弘法大師が現れ、綻びた僧衣を繕う為、布を所望すると、
娘は、織りかけていた布を惜しげも無く切り、差し出した。
これに感激した大師は、千手観音像を刻み、娘の願いを聞き、得度させると、
娘は身から、七色の光を放ち、千手観音に化身した。
そこで大師は、寺を建立し、
その寺を、得度山切幡寺と名付けたそうな‼︎!
境内には、右手にハサミ、左手に布を持った“機切り観音像”が立っている。

春と秋の縁日には、参道に屋台が出て、
小さい頃は母に連れられて、よく登った。
田舎を離れてからは、行く機会も無かったが、昨年久しぶりに登り、変わらない景色と、変わってしまった自分の足腰を再確認したばかりだった。

ここで、迷子⁉︎
地元の人には、迷うはずの無い道でも、
始めての人には、見知らぬ山路。
後で聞くと、閉鎖されている獣道の鍵を開けて、山奥へと迷い込んだそうだ。
見知らぬ土地でパニックになると、常識では考えられない行動をしてしまう様だ。
人ごとでは無い!
方向音痴の私も気をつけなければ…

行方不明から3か目に、無事保護された。
良かった‼︎
弘法大師のご加護か…?









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