きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

音楽と朗読の春のコンサート

2015-05-16 17:47:46 | 日記
5月16日
夜中に降った雨は、朝7時に私が父の家を出る時には、
傘が要らないくらいの小降りになっていた。

7時27分の高速バスに乗った。
1ヶ月前は、新緑が斑で、爬虫類の肌の様に見えていた山肌も、
すっかり緑1色に染まっていた。
山裾から、白い煙の様に靄が立ち上り、グレーの空に吸い込まれて行くのを見ながら、
うつらうつらしていた。
疲れていた。

父は、気候の変わり目で思わしく無い体調に、自信を無くし不安だった様だが、
病院の先生に「大丈夫!」と太鼓判を押してもらい、
少し元気を取り戻した様に見えるが、

小さな子に言い聞かせる様に「無理をしない様に」と、何度も言って、家を出て来た。

9時半に三宮に着き、寄り道もせずに帰って来たので、10時過ぎには自宅に着いた。
急いだ訳は、13時から、マリンバコンサートに誘われていたから…。


13時少し前に、Mさんと歩いて出かけた。
30人も入ればいっぱいの会場は、もう満員。


プログラム1番は、マリンバ演奏
アイネ クライネ ナハトムジーク 2楽章

マリンバの軽やかな音色が心地良い。

朗読は、まどみちおの詩 “いちいち”
調べて見ると、「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「1ねんせいになったら」など、
馴染み深い童謡を多数作詞されている。

もう1つは、新見南吉の童話 “ごんぎつね”

数日前、新見南吉の特集をTVで見たばかりで、
南吉の生い立ちや、悲しすぎる童話の結末に興味を覚えていた。

効果音を交え、表現豊かな語り口調に、新見南吉の童話の世界に引き摺り込まれ、
ますます、南吉に興味を持った。

ティータイムは、紅茶とマカロンを頂いた。

2部は、ヘルマンハープ
見るのも聞くのも始めての楽器だった。

ヘルマンハープの音色は、澄んだ清らかな音色。
涙が出そうになるくらい、心に滲みる。

疲れた心が、解き放されるのを感じながら、
この心地良い音色に、身を委ねた。





コメント
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