あきまさブログ

日々平安なれ

読書

2010-11-29 | 日記
山本一力『ほかげ橋夕景』読了。
短編ものでオール読み物に掲載したものをまとめて単行本にしたもの。
人情ものばかり。

江上剛『霞ヶ関中央合同庁舎第四号館 金融庁物語』読了。
作者は第一勧銀勤務のときに総会屋利益供与事件に関わった広報部次長。
先日の日本振興銀行倒産後の社長。
この本は題材をUFJ銀行にとったもの。
合併後に三和銀行の方が東海銀行の出身者をいじめて冷遇して追い出したことと、金融庁検査を厳しくされて三菱東京銀行と合併せざるをえなくなるよう(竹中)大臣に追い詰められていく物語。
分厚い本だけど軽い読み物に仕上がっている。
江上さんは週刊誌に今も連載しているけれど、振興銀行の再建仕事はもうだめか!

いずれの本も3時間程度で読めてしまう小説でした。
江上剛の本は今日読んで、山本さんのは一昨日読んだのだったか。
山本さんのは印象が薄く繰り返し読む気が起きない物語。
今読んでいるのは佐藤雅美の『髻塚不首尾一件始末』は二回目か三回目だが繰り返しになっても面白い。
どうせ書くなら繰り返し読むのに耐えられる物語を書いて欲しいものだ。

昨日今日とコメントしてくれる人からコメントが入らないからお出掛けかと思っていたら二回入りました。
定例になってしまうとキチンと入らないのが寂しくなりますね。

今日はTVタックルが面白そう。

休日に箱根の明神が岳を登った方から写真が届きました。
やはり富士山は雪があるほうが良いです。


そして昨日の武蔵野の大きな樹。


白いばら。