あきまさブログ

日々平安なれ

知多岡田

2016-01-14 | 日記
今日は晴れ。
寒いです。
以前と比べると少しやせたから寒さが身に沁みるのでしょう。

かにかにさんの通う囲碁倶楽部は独自の段位付けをしています。
どこでもそうです。
ですから他所ではほとんど見かけない九段がいるのです。
人形町でも最高位は八段です。
しかし、昨秋に亡くなられたそうですから七段がナンバーワンですね。
要するに各クラブの生い立ちによって最高位が出来上がると思うんです。
最初に、このひとが五段の免状持ちだから基準として、と考えていくわけです。
ですから、他のクラブと比べて甘いとか、厳しいとか言われるようになるのです。
客観的にみたときの段級位が分かっていればそれで良いですからね。
うちでは○段だけれど、外では2ランク下げて言おう、ということです。

山本兼一「黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎」読了。
同じシリーズの「狂い咲き正宗」はずーっと以前に読みました。
旗本で御腰物奉行の次男として生まれたが勘当されて市井の刀剣商として商いの道に進んだ光三郎。
そこに、勘定奉行が一万両を騙し取られた父から報せが入る。
黄金を刀に入れ込んで鍛えたと言われる。
勘定奉行は老中にその太刀を斡旋して、老中は一万両で買い取ることになった。
その一万両を勘定奉行の屋敷で盗まれた。
関係者は切腹もの。
何とか助けてやってくれ、ということで刀剣鍛冶にゆかりある地を追いかけて行くことになる。
正宗ゆかりの鎌倉。
美濃の関。
宗近の京。
天国の奈良。
備前の地。
面白くて軽い本でした。


先日、I氏はAさんと会った後で知多の岡田に行ったそうです。
『知多市岡田に出かけて歩きました。
この町はかって知多木綿で栄えたところで、今でもその名残を残した町並みが残っています。
若いころは時代に取り残された古びた町としか映らなかった町並みが、今ではあたかも人に刻まれた「しわ」のごとく年を重ねた味わい
ある風景 として心に響きます。』

その町並みです。